前へ目次 次へ 29/62 第29話 伝説の巻物 疑問を抱えつつ、俺達は最下層まで来た。 「イダには鏡があったから、ここにも何か……?」 そう思いながら進むと、謎の巻物が置いてあった。持って行けばいいのだろうか。 巻物に手を伸ばすと、声が聞こえてきた。 「勇者よ。魔王の元に行くのですか?」 また戦わなきゃならないのか? と思ったが、そうではないらしい。 「どうしたんですか?」 声はリリには聞こえていないようだ。 「伝えなくてはならない事があります、聞いてください」