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第28話 ダンジョンを進む

「どうしてダンジョンに行かなかったの?」


「存在を知らなかったからです。とにかく近道を進みました」


 俺達は魔物と戦いながらそんな会話をした。存在を知らなかった? 誰かに教えて貰えなかったのだろうか。

 ……今までは疑問に思わなかったが、俺には皆親切に色々教えてくれたよな。俺が勇者だからか? 勇者じゃない者が魔王を倒すなど考えなかったのだろうか。

 皆、この世界がフィクションだと知っている事と関係があるのだろうか。

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