11 全く使わないとは言ってない。ちょっとだけ、先っぽだけなら許して
少し遅れました。1時間ぐらい。それより急激にアクセス数が減っております。何があったんでしょうか...やっぱり書き溜めておいて一気に出す方が人気が出るのかな?
「おじいちゃーん、ここにいる?」
ジーニアスさんが爆ぜちゃったのでとりあえずおじいちゃんを探すことにしました。もちろん結界は消したからね。血がベチョって落ちて気持ち悪かったよ。
なんかね、おじいちゃん寝てたよ。うん。押し入れの中にぐるぐる巻の状態でじゃなくてね、おじいちゃんの布団の上に縄も何もなく、寝やすい姿でそれはもう安らかな顔をして寝ていたよ。もちろん死んでなかったよ。僕の心配を返して頂戴......。
はあ、この安らかな寝顔を壊して起こすのは無理だわ。僕にはその勇気がないよ。......本当はおじいちゃんの寝起きが悪いからなんだけどね。
おじいちゃんには「おじいちゃん、ちゃんと今日きたけどなんか、寝てたので帰ります」って書いた書き置きを残して家に帰ろうか。
はい、帰ってきました。いやー、なんかおじいちゃんの偽物がいたり、10歳未満は魔法が使えないってことが分かったり他にもいろんなことがあったね。魔法に関しては何故か僕はギリギリ制御出来る時もあるから、隠れて使ったりとかでいけるかもだけどね。あんまり危なくないやつとかをさ。
......うーん、なんか大切なことを忘れてるような気がする。友達の誕生日は絶対に忘れないし、なんだろうなぁ。
あ、ホイミンはちゃんと魔道書を返してこれたのかな?
ん、あれれ、ホイミンがしょぼんってしてる感じがするね。これは返してくるのをミスしたパターンかな?
「ホイミン、しっかり魔道書を戻してこれた?」
ホイミンの攻撃、ホイミンはプルプルとしている。
「なぁぁ、わからないんだよぉ。なんでセルビスさんからもらったものなのにしゃべれないんですかねぇ。手抜きですか、そうですか」
なんでしょぼんってしてる感じがしたんだろう。ホイミンの表情? は変わってないはずだけど......。
「リーナ、おじいちゃんから何もらったの?」
ビクッ!
ノックもせずに入ってきたのは僕のお姉ちゃんのメナお姉ちゃんだね。正直苦手なひとだよ。なんでかって? それはね、
――人のものをとるからだよ。
僕の6歳の誕生日には僕がもらったペンダントを奪われたからね、思いっきり泣いたよ。2歳年下の子供が持ってるものを本当に欲しいと思っているんだろうか。まあ、結局お姉ちゃんに上手くはぐらかされてペンダントは帰ってこなかったけどね。それは別に怒ってないんだよね、所詮は子供のやったことだし、よく考えたら花とかの方が綺麗って思う時だったしね。
だけど、そのことがあってから僕の周りでいろんな物がなくなって言ったんだよね、お気に入りの消しゴムとか、新しい鉛筆とかがね。そろそろ人のものをとるのはダメって教育しないと将来が心配。一つだけ助かってるのは僕のことを好きそうなクリスくんの攻撃を引き受けてくれてることかな。お姉ちゃんにとっては妹に気がある幼なじみを奪いたいってだけなんだろうけどね。
まあ、それはさておき、お姉ちゃんが突撃してきたね。おじいちゃんからの誕生日プレゼントを強奪する気かな。あ、なんか忘れてると思ってたら、おじいちゃんから誕生日プレゼントもらってなかったね、うっかりしてたよ。でもお姉ちゃんが納得するかな? 誠意を持って説明すればきっとわかってくれるさ。
「おじいちゃんからプレゼントは貰ってないよ。おじいちゃんの家に行ったらおじいちゃん寝てたの」
「そんなわけないでしょ! とってもいいものだったんだね。余計欲しくなっちゃった。だから早く寄こしなさい!!」
いや、だからないんですってば......。まあ、そう考えるのもわかるけどさ。え? なんかいろいろおかしいだろって? 嘘は言ってないからいいんだよ。
さて、お姉ちゃんをどうやって黙らせるかだね。
言葉で説明する←話が通じないし、高いエールを持っていったのに何ももらってこなかったって言うのは誰も信じてくれない。
武力で戦う←まず力で勝てないし、親に知られたらまずい。
魔法で何とかする←見られたらダメだし、眠らせるとしても加減を間違ったらすっごい長い間寝ることになるかもしれない。
ほんとにどうするんだよ、もうダメじゃないか。そう思った時、僕とお姉ちゃんの間に立ちふさがった者がいた。その者、名をホイミンという。
リーナのホイミンが現れた。メナはどうする?
戦う 逃げる 捕まえる ☞勘違いする
メナは勘違いをした。このスライムがリーナがおじいちゃんから貰ったプレゼントなのだと。
ホイミンはプルプルしている。メナはどうする?
戦う 逃げる ☞捕まえる 勘違いする
「これがリーナが、おじいちゃんから貰ったものか」
メナはリーナのスライムを奪おうとした。しかし逆に捕らえられてしまって、そのまま外へ放りだされた......廊下の窓の外へと。
ぼくはすぐに窓へと駆け寄った。2階から落とされるとかどれだけ危ないことか。めっちゃ危ないのは確かだ。場合によってはホイミンをどこかに隠さないといけないからね。土の中とか、回復薬の中とか。
まあ、心配は要らなかったんだけどね。ホイミンが最後の方でお姉ちゃんの落下速度を減速させてくれたみたいだから。これで人のものをとることを懲りるといいけどね。
さて、結局おじいちゃんは何を僕にあげようとしてたんだろうね。
そんなことを考えながら僕は眠りについた。夕ご飯の時にお姉ちゃんとかなりギクシャクしたことは言うまでもないが。
さて、話は変わるがこの世界にはこんな格言がある。【期限までに渡せないプレゼントは渡すな】という格言が。これは、渡す期限を過ぎたプレゼントは渡される方にとっては迷惑でしかない、という意味だ。ほとんどの人が気にしていないけどね。
だから誕生日の翌日になっておじいちゃんが誕生日プレゼントを届けに来たのも、お父様が受け取ったのも、私にプレゼントが渡ってきたのもすべて起こるべくして起こった、ただそれだけである。
ただのプレゼントなら別にいいのである。そのプレゼントが人の人生を左右するようなものでなければ何でも。
おじいちゃんはとても人気のあるリア充の多い学校。パロジェイオ学院の入学許可証を持ってきたのだ。
パロジェイオ学院は行きたい人が入学申請書をだして、入学人数より多かったら抽選で入学許可が出るという仕組みだ。入学許可証については、お金などでのやり取りが禁じられていて、魔法とアナログによって厳しくチェックされるので替え玉や、転売などはできないようになっている。今回おじいちゃんが入学申請証を持ってこられたのは、入学希望生徒を僕にして、保護者の所におじいちゃんを入れて申請でもしたんだろう。きっと、またお姉ちゃんに奪われないようにこの誕生日プレゼントにしたんだろう。
でもね、おじいちゃん。僕はレイロラール学院に行きたいんだよ。リア充見るのなんて目に毒なんだよ。わざわざ寮生活なんてしたくないんだよ。それに入学取り消し期限と取り消す場所に行くまでの時間を考えると、期限は昨日の夜じゃないか。もう、取り消せないじゃん。
まあ、誕生日プレゼントですし、ありがたく受取りますけど。頑張ってリア充になれるように頑張ろうか......はぁ。まあ、唯一いいのがかなり鬱陶しいクリスくんの相手をしなくてもいいことかな。仲のいい女友達を作ってみんなで非リア充でいようねって約束して、即裏切られるんだよ、きっと。女の友情はカバーガラスより弱いんだよね確か。
この時はまさかクリスくんもパロジェイオ学院に行くなんて知る由もなかった。
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............やっぱり一気に出した方がいいんでしょうか。先週から全くブックマークが増えてません。一人減って、一人増えました。やっぱり進みが遅いからでしょうかね。




