【資料5】100%AIが執筆した『未来予報は、雨のち恋』第3話
「AIくんやらかし案件4つ目って何ですか?」
「振り返らないことさ!」
まるで宇宙刑事への質問の答えみたいですよね。
自分で書いたことを覚えていない、振り返らない。
そのため文章内に致命的な矛盾が発生する。
かなり致命的ですよねこれは。
人間であれば執筆時にその矛盾に気づいて修正することができます。
なので、私はAI小説のポン出し投稿は絶対にオススメしません!
プロを目指す人は絶対にやらないでください!
バレなきゃいいとか思うかもしれませんが音速でバレます!
あなた、読者、他の作者、審査をする方々――誰にとってもマイナスでしかありません!
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「ヤな奴」
帰り道、制服のリボンをゆるめながら、あたしはそう呟いた。
もう夕暮れ。
自動販売機のライトが先に点いたあたり、今日も一日が終わるってこと。
空はちょっとだけ赤くて、風が頬にふれてくる。そんな中でも、あたしの心はまっ黒でぎゅうぎゅう。
「……マジで何なの、あの男」
雨鏡に映ったせいで告白する羽目になって、屋上で大爆死。
あたしの告白に「あ、俺そういうの興味ないから」とか。
しかもその後は「束縛とかされるの嫌だし」「見た目だけでアピールしてくる子って、他に何があるの?って思うし」って……!
あれ全て、地味子だった頃のあたしが聞いたら即泣きだったし。
でも、今のあたしは泣かない。
だって今のあたしは“モテ女”で、“カーストトップ”の女王だから。
……まあ、そこに行くまでには、かなり努力したけどね。
中学の頃のあたしは、ホント地味だった。
メガネかけて、前髪重めで、カーディガンはグレー。
話す時も声ちっさくて、教科書にしか興味なくて。
そんなあたしが、ある日クラスの人気男子を一瞬だけ見たら――「何あいつ見てきたキモ」とか言われたの。
もう、心にグサッて刺さった。
泣きたかった。
でも……泣くの、なんか違うって思った。
だから、その日から変わった。
夜にメイク動画を見て、朝早く起きて前髪セットして、服の色とかネイルとかも研究した。
流行のアイテムは通販でポチって、SNSの投稿にコメントして反応見て……
少しずつ、周りが振り向くようになった。
高校では絶対に“中心”に立ってやるって、決めてた。
あの男子?
もちろん、あたしが卒業式の数日前に告られて――あっさり「ごめん、タイプじゃないの」って言ったわよ。
軽く。
サラッと。
あの時のあたし、たぶん過去最高にキマってたって思う。
そんなあたしが、|いま、また“キモい”とか“興味ない”って言われるなんて、ありえないから。
あたしは努力してここまで来たんだよ。
流行とか、SNSとか、服とかメイクとか、全てに気を配って、毎日鏡の前で表情練習までしたんだよ。
なのに、雨鏡で映った最悪の未来には、ボロボロで無表情なあたしがいて。
その隣に立ってたのが、武藤清彦だった。
地味系でミステリアスで、誰とでも当たり障りなく話すけど、自分の本音は絶対に見せない男子。
まさかあんな“訳わかんない系”に、人生の分岐点握られてるとか、鏡をぶち割りたくなるわ。
けど……もう割っちゃった。
心の中でね。
それにしても、マジであの清彦の物言い、許せなくない?
「好きでもない男子と付き合えるの?」
とかさ。
図星すぎて何も言えなかったけどさ。
あたしが“見た目”だけでアピールしてるって?
ふざけんな。
中身も磨いてるし。
涙だって我慢してるし。
強くなるために、捨てた時間だって山ほどあるし!
だから――あいつを攻略してやるって、決めた。
あたしの未来を守るために。
あたしが積み重ねてきた全てを、あいつに認めさせるために。
モテ女は引かない。
負けない。
絶対に折れない。
夕焼けが濃くなる街の端。
線路の音が遠く聞こえる。
その音に合わせて、あたしはスマホを握りしめた。
LINEの画面を開いて、清彦の名前を見つめる。
「――準備、しよっか」
この勝負、恋とかよりもあたしの“全て”がかかってるんだから。
同じプロットを元にした私が書いた小説へのリンクはこちら!
・未来予報は、雨のち恋!!
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