表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第二章 王女と公爵令嬢とエルフからの救援要請

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/80

63.境界線どこ!?

お待たせしました。




 プリムのいたヴィルバート伯爵領を抜けるとすぐに世界樹らしきものが見えてきた。本当に少しだけど。


 それにしても樹のてっぺんから見えてくるってことはもしかして、この世界は地球みたいに丸いのか?

 今度誰かに聞いてみよう。それか自分達で世界旅行に行って確かめるっていうのも良いかもな。



「あの少し見えてる世界樹の下にエルフの里があるんだっけ?」



「…………うん…………」



 エルフの里か。


 ……凄い今更なんだけどリルを連れてきて大丈夫だったかな?エルフって同族意識が高かったはず。なのにエルフであるリルを奴隷にしているってバレたら俺達殺されないかな?


 今はまだ国王が所有していることになっているけど、奴隷の身分ということに変わりはないし。



「なあリル、エルフって同族意識が強かったよな?」



「…………うん。でも、私のことは……気にしなくて大丈夫…………」



「何でだ?」



 というかサラッと考えてることが読まれたんだけど。エスパー?


 ……エルフだからおかしくはないか。



「…………皆が怒るのは…………理不尽なことをされた時…………自分で里の外に出たんだから…………外の世界で何かされても…………それは自己責任」



 つまり、里の中にエルフ以外の種族が入ってきて里の中で何かされようものなら全力で潰しに行くけど、里の外に出たものに関しては何かあってもスルーってことか。


 結構ドライなんだな。



「なるほど」



「…………うん…………」



 ということはつまり、リルは自分から里の外に出たってことか。だって里の中で起きた出来事なら他のエルフ達が動くはずだからな。 



「ねぇ、そういえば何でリルは奴隷になったのかしら?」



「それ、私も気になってた」



「言われてみれば、確かに何で奴隷になったかは知らされてなかったわね」



 おお、確かにそうだな。国王は貴族から取り上げたとしか言っていないからなんで奴隷になったのかは知らされていない。



 因みに、皆の口調が同じになって分かりにくいが三人の内、初めから順に愛花、アリス、ルーシャである。



 愛花って、こういう細かいところによく気付くよな。

 俺もそういうことが出来るように見習おう。


 まあそんなことは今はいい。話は奴隷になった理由だ。



「…………私は…………借金…………」



「借金?」



 確かに借金で奴隷落ちとはよく聞くけど……。


 何かやらかしたのか?



「なんで借金を背負うことになったんだ?」



「…………分からない…………」



「「「「分からない?」」」」



 分からないって、どういうことかね?



「…………ある日いきなり…………兵士に…………お前には借金があるって…………言われて…………気付いたら貴族の所に…………」




「なんだそれ……」



 意味が分からん。なんでいきなり借金が出来るんだよ。

 まさかとは思うが、その借金って貴族の偽造じゃないだろうな?



「これはまた、調べるものが増えそうね……」



「はぁ……。あの派閥の者はとことん面倒なことしかしない……」



 やっぱり捜査案件らしい。二人とも、ご苦労様です……。


 今度何か手伝ってあげるか。



「…………そんなことより…………もうここから…………里の中…………」



「ここからか!?」



 いやいや、ここ、まだ森にも入ってないんですけど!?

 周りに何もないただの道ですよ!?!?



「…………うん…………」



 ……ここからで良いらしい。


 境界線が分からん。



「なあ二人とも、ここからエルフの里だってこと、知ってたか?」



「いや、知らなかったわね」



「私も知らなかったわ」



 アリスもルーシャも知らなかったらしい。ということはあまり人間には伝わってなさそうだ。恐らくエルフには分かる何かがあるのだろう。



「…………本来は…………薄い防御壁が…………ある…………」



「え?でも今俺達が通っても何も無かったぞ?」



「…………世界樹の魔力が…………切れてるから…………防御壁を…………張れないんだと思う…………」



 Oh……。

 もしやエルフの里の動力源って、殆ど世界樹の魔力だったり……?



「因みに、二人は防御壁が普段通りだった場合はどうやって入るつもりだったんだ?」



「「特に考えてなかったわ」」



 ………………。



 なぁ、本当の本当にこの国大丈夫?

 姫様とそれに近い人物がこんなので将来上手く回るのだろうか。



「…………防御壁が、あるときは…………防御壁に魔法を…………ぶつければ…………どうにかなる…………」



 どうにかって、こっちも適当だな……。



「魔法が使えない人はどうするんだ?」



「…………諦める…………」



「おいおい……」



 ダメだ。話せば話すほど頭が痛くなってくる。

 

 どうにかならんのか。



「あの、皆様。お話中に失礼ですが周りを見た方がいいかと……」



「ん?」



 珍しくサーシャが話してきたと思えば周りを見ろと言う。何があった?





「「「「あ」」」」



 いつの間にか魔物に囲まれてました。



・~・~・~・



「なんでこんなに魔物がいるんだよ……」



「私に言われても」



 確かに愛花に言っても分かるわけがない。



「ねぇリルちゃん。エルフの里の近くってこんなに魔物がいるの?」



 平常時のことを知るのは大切だな。



「…………普段は…………いない…………」



「ということは、何らかの異常で大量に魔物が発生していると?」



「…………たぶんこれも…………世界樹の影響…………」



「また世界樹か」



 原因特定も大事なことだ。



「お兄ちゃん達がさっきから難しいことばっかり話してたけど、とりあえず世界樹が原因ってことは分かったよ」



 重要なことだけを理解するのもいいね。



「そうかそうか。じゃあ、俺と一緒に暴れるか?」



「うん!」



 前衛は、俺とミーシャにアリスとルーシャ。

 後衛は、愛花とサーシャにリル。


 うん、バランスのいいパーティだ。



 ーーよし!一暴(ひとあば)れいきますか!

 



 

伝え忘れていましたが、アリスの一人称を(わたくし)に変更しました。初登場時(43.事のあらましと獣耳と)にしかルビはふっていませんのでお気をつけください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ