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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第二章 王女と公爵令嬢とエルフからの救援要請

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64/80

64.う、腕が、痛い!

お待たせしました。




 戦闘で重要なのは、相手から目を逸らさないことと自分の役割を全うすることだと俺は考える。


 理由は簡単で、余所見をして不意打ちをくらえば痛いだけでなく回復するのにも手間がかかる。回復しないのもアリだが、痛みで動きが鈍ることを考えるとやはり効率が悪い。


 もう一つはもっと簡単で、一人一人がバラバラに動いていれば当然連携なんて取れやしない。連携がなければ攻撃も防御も上手くいかず、回復も出来ずで下手したら全滅する可能性だってある。



 要は、息を合わせてやろうってことで。



「ミーシャ、そっちに一匹いったぞ!」



「分かった!」





「ルーシャ、そっちは任せるわね」



「了解です」



 俺とミーシャ、アリスとルーシャに別れてそれぞれ前と後ろで戦っている。


 今の全体の構図を円で表すと、里に近い側の方を俺とミーシャが前衛、愛花が後衛だ。その反対側はアリスとルーシャが前衛、サーシャとリルが後衛を担っている。



 さて、ごちゃごちゃと言葉を並べてきたがまだ今回の敵が誰なのか発表していなかったな。もし俺の人生がラノベになっていたならばきっと「そんなことはどうでもいいからはよ敵教えろ」と叩かれていたことだろう。

 俺も勿体振られる側の気持ちは分かるのでとっとと発表します。


 今回の敵はー?



「ギシャャァァ!」

「ギャギャ!ギャー!!」



 人の胸くらいまではありそうなでかいアリっぽいのと、異世界では定番のゴブリンでーす!



 ……どう戦おう?



・~・~・~・



「ミーシャ、やるとしたらアリとゴブリンのどっちがいい?」



「アリ」



「即答か」



 迷う素振りを一切見せずに決めるとは、何か理由があるのかな?



「うん。だってゴブリン達の目が気持ち悪いんだもん」



 その言葉を聞きゴブリン達の方を見ると。



「あー……」



 確かに凄い気持ち悪い目でミーシャ、というより俺以外を舐め回すように見ていた。


 そういえばゴブリンって女性を拐って襲ったりするんだったか。


 男には興味ないのか俺には一瞥もくれない変わりに、他の女性陣をじっとりと眺めている。



「出来る限り俺がゴブリンをやるようにするけど、そっちにいったら対応よろしくな」



「分かった」



 比率で言えばアリとゴブリンで三対二くらいなので、俺の担当する範囲で言えばほとんどのゴブリンには対応できそうだ。丁度ゴブリン同士で固まってくれているしな。

 

 ただ、アリス達の方はどうか分からない。そっちはそっちで頑張って貰うしかないだろう。


 敵の総数が三十あたり。よってゴブリンの数は約十二。 そして俺の担当する範囲には七体のゴブリンがいるのでアリス達の方には五匹くらいの計算になる。それくらいならきっとどうにかなるだろう。



「さて……やるか」



 ミーシャがアリに向かって突撃しに行ったのを横目に、俺もゴブリン達の方へ走る。



「初手はっ、と」



 いい感じに逆袈裟が決まった。今俺が使っているのは剣なので決まりにくいかと思ったが、上手くいけばしっかり入る。



「よっ、ほいっと」



 左右から怒ったゴブリンが攻撃してきたので、それぞれ素手の敵の場合は躱して、木の棒を使ってくる場合は逸らしたりして往なしていく。



「二手目、突き!」



 若干ずれたが間合いに入ってきたゴブリンの首もとを狙って一突き。これで二匹が倒れた。



「おっと!あぶねぇ……」



 背後からアリの体当たりをくらいそうになるが、既の所で回避。危なかった。



「海斗!魔法いくわよ!」



「了解!」



 後方から水流がきてアリの胴体に当たり、吹っ飛ばす。

 吹っ飛ばされた先にはミーシャがいる。



「おりゃぁぁ!!」



 ミーシャの容赦ない打撃がアリの頭にヒットしそのまま沈んだ。



 うん、順調だ。アリス達はどうかな?



「そこっ!」



「遅いわね!」



 二人とも自分の長所を活かし上手く連携している。

 サーシャとリルの後方支援も相まって無双状態だ。



「この勢いで終わらすか!」



 俺もゴブリンを倒し、アリへとかかる。



「やっぱり刃が通らないか……」



 予想はしていたが、アリは全体的に固いため刃が通りにくい。というかもはや通らない。



「うーん……仕方ない、魔法でいくか」



 いざという時のために魔法を鍛えておいて正解だった。


 さっきの愛花のを見る限り、水が有効そうだ。



「ウォータージェット!」



 ウォータージェットは、さっき愛花が打った魔法をより強化したものだ。数日前に暇だったから作った。名前は今決めたけど。



 ウォータージェットは無事にアリ二匹に直撃し、地面に倒れた。


 こうなれば後は打撃するだけだ。



「おらぁ!!」



 ゴン!!!!



「~~~~~~っ!!」



 いってぇぇぇぇ!何あれ!?めっちゃ固いんですけど!?



「お兄ちゃん、素手はダメだよ!骨が砕けちゃう!」



「それ、先に、言って…………」



「あっ……ごめんなさい……」



「いや、大丈夫……」



 痛いだけで骨に異常はないはずだ。恐らく、きっと、たぶん。



「しょうがない、他のやつも魔法で体勢を崩させるか」



 打撃が出来ない以上、残りの物理攻撃は剣だけだがその剣も使えないなら魔法で攻撃するしかない。






 結局、俺や後方の愛花が体勢を崩させミーシャが攻撃をすることで問題なく戦闘が安定した。アリス達も無事に倒せたようなので、しっかり片付けをして今回の戦闘は終了した。




 

実際にこんなことになったら作者は見た目の気持ち悪さだけでやる気を無くしそうです。

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