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11話目 M43

 私は宇宙人と交信している。

 その宇宙人は単なる地球人であり、単なる宇宙バカだ。そのせいで彼女に振られるくらい宇宙バカだ。そんな宇宙人との元々間違いメールから始まったその交信は、本当にたまにある繋がりだった。私が進学した大学に実はその宇宙人がいて、そのメールだけの繋がりは続いたまま、私は宇宙人と知り合いになった。

 宇宙人は今も、そのメールの相手が私だとは知らないままだ。だけど私は、それでいいと思っている。このメールだけのやり取りの関係が居心地がいいと思っているからだ。そのメールの中身が宇宙の画像のやり取りがメインというところが気に入っている。


 昔は八つ当たりに使っていたけど、最近は専ら宇宙人からのメールを受け取ることになっている。そろそろ八つ当たりメールを再開させてもいいのかもしれないと思っている。

 再ターゲットしたせいか、学食で宇宙人が一人でいるのを発見した。


「ケイスケ先輩、何かありましたか?」


 迷わず宇宙人のいる席に進んで当たり前のように向かいに座った男の娘が、我々の挨拶に気付きもせず、じっとスマホを見つめる宇宙人に問いかける。今日は偽勇者もいなければ宇宙人の友達もおらず静かなものだ。

 平和。今日は日差しがあって二月とは言え日が当たっていれば暖かく感じる。それが更に平和感を増している。勇者がいない方が平和なんて皮肉な話だ。あ、平和だと勇者はいらないんだった。

 宇宙人は話しかけられてようやく我々の存在に気付いたらしく、少しだけ驚いたような顔をしたあと苦笑した。


「いや、メールの画像を選んでただけだよ」

「メールの画像、ですか?」


 メールの画像、という言葉だけで何をしているのか予測ができた私は、会話を男の娘にまかせ食事にいそしむことにした。そう言えば最近八つ当たりをした記憶はないな、と思いながら箸をすすめる。彼女のことを気にする必要もないわけだし、八つ当たりも再開できるだろう。


「どんな画像を探してるんですか?」

「宇宙の画像だよ」

「宇宙……ですか? あ、もしかして”みはる”さん、ですか?」

「あれ、タケノシンは俺が”みはる”とメールしてる話、知ってるんだっけ?」

「あ……元カノさんの話で聞いたような気が。確か、間違いメールでやり取りが始まったとか」

「ああ、そうだったっけ」


 宇宙人はもう既に火星人には未練はないのだろう。あっさりとそう言った。


「やっぱり、そんな偶然ってないんですね。聞いた時には、ロマンチックだと思ったんですけどね」


 残念そうにそうこぼす男の娘に、宇宙人は苦笑する。


「ま、そうだな」


 私も心の中で同意する。当人はここにいるが、宇宙人とロマンチックな話になる予定はない。


「ちなみに、今までどんな画像送ったんですか」

「この間、超新星の画像送ったな。その前は……ブラックホール」

「……ケイスケ先輩も、やっぱり彼女に振られてショックだったんですね」


 うんうん、と頷く男の娘が超新星が何なのか知っていたことに逆に驚く。一応それを勉強したりする学科にいるからには、知ってて欲しい情報ではある。そう言えば夏休みに買わせた本に載っていたかもしれない。……初心者も初心者用の子供用の宇宙図鑑。私も高校の時に買ったのを今も大事に持っている。


「いや、振ったの俺だし」


 へ? 私も声が漏れたけど、男の娘も驚いた顔で宇宙人を見ている。ブラックホールに超新星。どう考えてもその組み合わせから宇宙人が振られたと思い込んでいた。


「お前ら、俺が捨てられたとか思ってただろ」

「だって、彼女、もう別の彼氏とラブラブでしたよ?」


 男の娘は当然のようにその事実を突きつける。私も隣でコクリと頷いた。


「それについては知らないけど、別れを言い出したのは俺。振られたわけじゃないから」

「宇宙バカ過ぎて振られたのかと思ってました」


 思っていたことが口からポロリとこぼれた。宇宙人はその発言が不満だったらしく、目を細めて私を見た。


「宇宙バカ過ぎたって結婚してる人間だっているだろ」

「その人は他にも人間的魅力にあふれているんでしょうね」

「それは何か。俺に人間的魅力が乏しいって言いたいのか」

「逆に、どこに人間的魅力があふれているのか是非に教えていただきたいんですが」


 宇宙人に宇宙バカ以外のセールスポイントがあるなら聞いてみたいものだ!


「タケノシン、こいつ絶対更に口が悪くなってるだろ。お前の監督不行き届きのせいだろ」


 宇宙人は私の口の悪さを男の娘に責任転嫁した。


「え? そうですか? みゃーはもともとこんなですよ?」


 男の娘は責任を微塵も感じてなさそうだ。そりゃそうだ。


「お前の元カノが毒舌だから更に口が悪くなったんだろ」


 偽勇者は宇宙人の友達以外には毒舌を存分に発揮している。宇宙人にも隠すなんてことはない。本当に偽とは言え勇者だと思うのは、そんな時だ。


「ケイスケ先輩違います。那奈ちゃんは毒舌かもしれないけど素直なんです。みゃーとは違います」


 いや確か、前に同じようなことを言われた時、男の娘は同意してたはず。何が違うんだ。


「素直と毒舌は同居するわけがないだろ」

「しますよ。だって実際にいるじゃないですか」

「みゃーの監督不行き届きのせいでタケノシンの判断がおかしくなっただろ」


 今度は宇宙人の視線が私に向いた。なんて責任転嫁だ。


「いえいえ。タケノシンの判断がおかしいのは私がその存在に気付いた時からおかしかったですよ? 先輩はこの格好が普通だと思います?」

「……みゃーと関わり始めたせいで女装始めたのかと思ってた」

「ひどい言いがかりですよ。私がタケノシンの存在を認めたのは、女装して大学に来たからですよ。それまでは全く認識もしてなかったです」

「その言い方もひどいけど……まあ……目立ってたな」


 宇宙人もやはり女装の話で男の娘のことを認識し始めたらしい。まあ、宇宙人に限らず、学部生……いやこの大学の皆がそうかもしれない。男の娘は今じゃちょっとした有名人だ。


「ありがとうございます!」


 嬉しそうに笑う男の娘の真意が全く分からない。でも、分かりたくないから別にいい。宇宙人もその笑顔にひくりと苦笑した。


「で、ケイスケ先輩は、やっぱりメールをしているみはるさんのことが好きだと思って元カノの偽はるみさんを振ったんですね?」


 どうやら男の娘の中では話題をもとに戻したようだけど、その中身が何やらおかしい。


「は?」


 予想通りのぽかんとした宇宙人の反応にホッとする。


「だって先輩、わざわざメールを送りたいって思うってことは、そういうことじゃないですか?」

「……違うだろ」


 私も心の中で宇宙人に同意する。


「でも、別にそのみはるさんにメールを送る必要だってないわけですよね? じゃあ、ケイスケ先輩は何でみはるさんにメールを送ってるんですか?」

「何でって……」


 宇宙人が困ったように口ごもる。


「好きだからですよね?」


 したり顔で男の娘が宇宙人に突きつける。


「違う……だろ」


 いまいち煮え切らない様子の宇宙人に、はっきりと言ってやればいいのに、と思う。何を、と言われれば、私も宇宙人にどう認識されているのかは知らないわけで、分からないが。


「じゃあ、ケイスケ先輩が今までみはるさんに送ってきた画像って、何ですか?」


 どうやら男の娘はその画像からその気持ちを読み解いてあげよう、という親切心を発揮しだしたらしい。……無駄だと思うんだけど。


「最近のは覚えてるけど、昔のやつはあんまり覚えてないな。適当に送ってたから」


 真実を知っても、ああそうだろうな、としか思わない。間違いなく宇宙人は適当に送っていただろう。逆にあれに何らかのメッセージが込められていたとしたら驚きだ。


「メール残ってないんですか?」

「そもそも途中でスマホ変えてるし、全部は残ってないよな」


 私は格安スマホだから残ってるけど、普通は残ってないだろう。


「じゃあ、残ってる分だけでいいんで、見せてくださいよ」

「……見ても何も分かんないと思うけど?」


 そう言いつつも宇宙人はスマホをいじりだす。流石巻き込まれ系お人好し。

 最初に出てきたのは、太陽の画像だった。その画像を見て、男の娘はしてやったりと言いたそうに笑う。


「ほらこれ。“君は俺の太陽”だってことでしょ?」


 そのメールの下りを思い出していた私は、男の娘の言葉に、そんなことよく思いつくなと呆れる。


「あほか。これ宇宙人の栄養補給方法の話だよ。本文に熱をエネルギーに変えてるって書いてるだろ」

「……ケイスケ先輩、一体みはるさんと何の話してるんですか」


 そのメールが全くウフフな空気のないもので、むしろ意味不明なやり取りだと知りえたせいで、男の娘の表情は困惑している。


「あ、最初に俺がみはるに宇宙人って名乗ってるから、それで、俺は宇宙人のふりしてるわけ」

「は?」


 男の娘の困惑の表情は呆れた表情に変化した。


「だからな、タケノシンの考えるような恋愛感情は介在しないんだよ。なにせ宇宙人とのメールだからな」

「いやいや。ケイスケ先輩は自分が人間だって理解してるじゃないですか。次、次のメールください」


 やれやれと宇宙人が次に出した画像はハレー彗星だった。


「ほら、これ“君の所に行きます”ってことですよね?」


 またもや無理やりこじつけた男の娘に、宇宙人は本文を読み上げる。


「“これを追いかけないといけないから、また今度”って書いてるだろ」

「……それって、みはるさんから何か誘われたってことですよね? ほら、先輩は違うかもしれないけど、みはるさんは違うんですって!」


 は? と眉間にしわを寄せた宇宙人に、ほらほら、と男の娘のテンションが上がる。心の中で全否定しておく。その時に私が送ったメールはすぐに思い出せないが、宇宙人を誘った記憶など一切ない。


「ちょい待ち」


 スマホをいじった宇宙人が、ああ、とまた画面を男の娘に見せる。


「ブラックホールの画像に“こちらへどうぞ”だぞ。どこに色気のある話があるんだ?」

「……一体どんなメール送ったら、こんなメール来るんですか」


 男の娘が困ったように眉を下げる。


「これ、単なる八つ当たりだろ。前はよくみはるがこんな八つ当たりっぽいメール送ってきてたんだよ」

「八つ当たり。……ケイスケ先輩、何でみはるさんに八つ当たりなんてされてるんですか」

「宇宙人だから八つ当たりしやすいんじゃね?」


 その通り、と宇宙人の言葉に私は心の中で頷く。どこの誰とも分からない相手だったから、八つ当たりの相手として最適だった。それは、間違いない。


「……いや、それはきっとこれから変わるんですよ。ほら、先輩次です、次」

「まだやんの」


 ブツブツと言いつつも、宇宙人はM13の画像を出した。


「ほら、これは、“こんなきれいな星空を一緒に見ましょう”ってことですよね?」


 よくも色々思いつくもんだな、と男の娘の想像力の逞しさに完全に呆れて、私はご飯を食べすすめることにした。付き合いきれん。


「確かにM13は好きだけど、そんな意味でこれは送ってない。これはあれだ。元カノがメルアド変えたって言った時に、それがちょっと気になって送ったんだよ」

「ケイスケ先輩、割と最初から元カノの嘘に気付いてたんじゃないですか。……ま、それをどうでもいいと思えるくらいには浮かれてたし好きだったんでしょうね」

「……そうだろうな」


 宇宙人がため息交じりに返事する。


「で、これに返事は?」

「なかった。今となれば、たまたまだったんだけど、その時には、元カノの嘘を信じてみるか、って思ったんだよな。よくよく考えれば、メールが届いてるんだから、そう言うことなんだけどな」

「恋は人を愚かにするんですよ」

「タケノシンもな」


 つい突っ込まずにはいられなかった私に罪はなかろう。


「みゃーには分からないだろうね」

「わかりたくもないね」


 男の娘の嫌味にしれっと答えれば、宇宙人がクククと笑う。


「みゃーに彼氏とか想像つかん」

「ありがとうございます。私も想像はつかないんですが、一応いたこともあるんですよ」


 宇宙人にムッとして、ついどうでもいい情報を開示してしまった。


「うそ、みゃーに彼氏? 誰? 誰?」

「タケノシンは知らない人間だから気にするな、むしろ記憶を抹消しろ」

「それって、実は付き合ってなかったとかいうオチ?」

「それは自分だろ。一緒にするな」

「みゃーがひどい」


 男の娘が泣きまねをしても、可愛げが全くないのは仕方がないことだとしか認識しなくなってきている自分の感覚がおかしいことに今気付いた。感覚がマヒしている!


「物好きもいたもんだな」


 宇宙人がニヤニヤしている。


「ありがとうございます。この世にはケイスケ先輩を彼氏にしたがる人間がいるんですから、何があってもおかしくないですよね?」

「ま、そうかもな」


 私の嫌味にもニヤニヤしている宇宙人にムッとした気持ちは収まりそうにもないが、元部長との話が誇れるエピソードでもなかったわけで、それ以上は主張することもできなかった。


「いつの彼氏?」


 まだ男の娘の興味は私の話に向けられたままらしい。面倒な。


「ケイスケ先輩とみはるさんのメールを検証するんじゃなかったの」

「あ、そうそう。ケイスケ先輩はメルアドが生きてないって思い込んでて……あれ、そう言えば何か銀河の画像送ってたのって、その後ですよね?」


 男の娘はその時のことを思いだしたらしい。


「ああ。M51な。あれで、別人だってはっきりして」


 思い出しながら答える宇宙人に、あー、と男の娘が何かを思い出した。


「嘘つかれてても好きだって、あの時はめっちゃ惚気てたのに」


 宇宙人が気まずそうに目を逸らした。


「そんなこともあったな」

「何で振ったんですか」

「……どうでもいいだろ」

「あんなに惚気てたのに」

「そんなに私が信じられないの? ってずっと嘘つき続けられてれば、流石に信じられなくなるよな」


 なるほど、とクリスマス前に送られてきたブラックホールを思い出す。あれは正に宇宙人の気持ちだったらしい。


「えーっと、じゃあ、みはるさんとのメールの検証を続けます!」


 急に気まずくなったらしい男の娘が声をあげる。……なら追求すんな。


「次はブラックホールだぞ。俺が別れようかな、と迷ってるときに送った」


 お、と男の娘の声が跳ねる。


「それって、みはるさんのこと相談相手として信頼してるってことですよね?」


 宇宙人は当たり前だがそれに苦笑する。


「信頼も何も……単にくさくさした気分でブラックホールの画像を送っただけだよ」


 八つ当たりってやつだね! 私も散々してたから文句は言えない!


「で、みはるさんの反応は?」

「空を見上げろ、だろうな」


 宇宙人に私の意図が正しく伝わっていたことに、お、と思う。確か私は肉眼でも見えるM42を送ったはずだ。


「……みはるさんに何を送られたんですか?」


 男の娘には想像もつかなかったらしい。


「肉眼で見えるM42だよ」

「ああ、それで空を見上げろ、ですか。……それだけ?」

「それだけだろ。俺らの間にはタケノシンが考えるようなことは何もないからな」


 言い切った宇宙人に私も心の中でうんうんと頷く。


「じゃあ、その次は?」


 男の娘の追及に、スマホに触れた宇宙人の手が止まる。


「ケイスケ先輩? その次は何を送ったんですか?」


 男の娘の問いかけに、宇宙人が我に返る。


「いや、M42の上にあるM43を送った」


 うん。それに間違いはない。だけど、宇宙人が戸惑っている理由が良く分からない。確かに、何でそれが送られてきたんだろう、とは私も思った気がするけど。


「どんな画像ですか!?」


 どうやら男の娘はまだ何かをこじつけたいらしい。宇宙人はぼんやりした表情のままM43の画像を出した。


「“きれいだから一緒に見ませんか”とかですかね?」


 自信もなさそうにそうこじつけた男の娘の言葉に、ぼんやりとした宇宙人は返事をしなかった。男の娘も返事もされないことに戸惑っている。


「ケイスケ先輩?」


 え、と宇宙人が視線を男の娘に向ける。


「何か言ったか?」

「だから、“きれいだから一緒に見ませんか”って意味ですか? って……」


 言っている男の娘の目が徐々に見開いていく。私だって衝撃を受けている。宇宙人の耳がじわじわと赤くなっていくのを目の前で見ているせいだ! いやいやまさか。何でそんな反応?


「え? ケイスケ先輩、本当にそうなんですか?!」


 勢い込む男の娘に、宇宙人は首を横に振る。そのことに、私はホッとする。


「違うよ。……単にその前に送られてきたメールがM42だったから……だろ……」


 宇宙人、なぜ語尾が消える?! ちょっと待て! どういうこと?!


「ケイスケ先輩! その後何かメールで送ったんですか?」


 勢いづいた男の娘の言葉に、宇宙人がまたもや止まる。なぜ止まる。嫌な予感しかしない。


「ケイスケ先輩! ほら、みはるさんのこと好きになっちゃったんですよね? 正直に答えてください」


 宇宙人は無言で首を横に振る。……何だろう、その力弱さに全く安心できない。


「じゃ、次のメールを開示してください」


 ほらほら、と男の娘が宇宙人を急かす。


「嫌だ」


 拒否する宇宙人に、ふーん、と男の娘が拒否する宇宙人の心の内を理解したかのように頷き始める。


「ほら、先輩はみはるさんとの大事なやり取りの記録を誰にも見せたくないんですよ。きっとそのメールがケイスケ先輩の恋心を芽生えさせる決定的なメールだから」


 いや、それは男の娘のこじつけ……だよね? 私のその願いは空しく、宇宙人は顔を覆った。耳は完全に赤い。何その反応!? 

 宇宙人は赤い顔のまま気まずそうに立ち上がった。男の娘は言い当てたことに興奮していた。私は……それに適当に返事をしながら、心の中は呆然としていた。

 普通の昼休みだったはずなのに、まさかのディープ・インパクトだ。衝撃で途方に暮れる。

 宇宙人との関係は今のままを希望します!

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