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狂人転成  作者: 美味しい仮面
子供編
9/102

父、決意

……誰か来た……誰これ?

いやね、今日、母さんが返ってくるのは知ってたんだけど、一緒に居る人……もしかしなくても父さんだよね?

なんか変、家のお手伝いさんとか、母さんは体の魔力を感じることができるんだけど、父さんの場合は……なんだろう、空気中の魔力が形を作って『あ、そこにいるんだ。』みたいな感じなんだよね。

おっと、いきなり俺のところに来てますね。さあ、父よこれが貴様の息子の顔だあ!

 うん、俺だね。


「失礼する」


おっと、子供に対してもそんなことを言える、いいね、ジェントルメンだ。


「あなた、ご自分の息子の前よ、そんな怖い顔しないの」


っと、ここでマッマも登場だ。うん、いつ見ても美人。

んで、パッパの方は・・・わお!イケメソ!イケメソじゃないか!どこぞのTRPGで、顔の点数測ったら17はありそうなくらいの顔、傍から見ても引き締まっていると分かる体、しかし、ムキムキマッチョメン、と言うわけでもない、俺と同じ黒髪黒目と言うのもポイント高いぞ。……貴族なのに帯刀してるね。俺と同じで魔法適正低いのかな……母さんの言葉で少し顔を緩めたのか、きちんと自分の子供を見る顔になっていた。

うお!か、体が浮いた!まさか俺は空中糞尿を覚えてしまったのか!? 汚い。まあ、浮いてるわけではなく、父さんにだっこされたんだがね。

おお、父さんの手、でかいな~。


「すまないな……」


あれ、どうしたの父さん?

はっ!これはまさか!こういう感じの小説にありがちな、『父が子供に試練を与える~』ってやつか!?

あら、おろされたでござんす〜。


「行こうか、綺麗」

「ええ、もう良いのですか?」

「ああ、十分すぎる」


あ、行っちゃった……あれが父さんか……なんか思っていたのと違ったな~、あの父さんが4,5年後に殺されちゃうのか……う~ん、これってあんまり俺が介入すべき問題じゃないのかもしれないけど……俺、母さん好きだしな~、どうにかしたいって気持ちはあるんだが、俺が何かやってどうにかなるかな……まあ、これだけ時間があるし、本とか読んで、この世界の事学ぶ必要があるな……まずは、こういう小説によくある『子どものころから修業してチートを身につける!』を実行しようと思う、っふ、これで俺もチーターか!『グオー!』

え?そっちじゃない?まあ、いいんだよ。っと、やってなかった、やってなかった。

今日の!魔法!


はい、このコーナーもね、大体・・・100・・・日を突破しましたが!今回はどんな魔法が出てくるのか!解説は今回もこの人、速水隼人さんです!

え~速水さん、今回もよろしくお願いします。


よろしくお願いします。


今回の魔法は火魔法と聞いたんですが、そのあたりどう考えていますか?


そうですね〜やはり速水選手は、火魔法を魔力を動かすことで熱エネルギーを出しています。なのでこの魔法、見えにくいんですよね、解説役としてはどうにかしてほしいところです。


成程、開始早々にダメ出しを入れてきました。おっと、ここで準備が終わったそうです、それでは中継につなぎます。中継の速水くーん。


はい、中継の速水に移りました。えー今ですね、体内にある魔力を外に出したところです。それをかなりのスピードで動かしているんだそうですが・・・全く見えません。っと、苦情が来て、下でもう一度同じことをするので、木材の焦げた跡で大きさを測ってくれとのことです。


成程、それでは行きましょう、今日の!魔法!


チリッチ


えーこれはどうでしょう。解説の速水さん。


そうですね、この前が『チリッ』だったのに対して今回のは『チリッチ』でした、焦げ跡を見てもきちんと、そうですね・・・3、ミリ位大きくなっているのが分かります。俺は十分な進歩ではないでしょうか。


成程、それでは、本体が倒れる寸前なので今回はここまで、明日もお楽しみに!


と言う訳でサヨナラ~

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