偉い二人が仲間になりたそうにこちらを見ているわけではない
「あ、来てくれた?」
ドアが開く音と共に凛花が入ってくる。
「何したらこうなるのさ…」
周りを見ると先生が王子様とシルヴィアさんを止めている。
「なんでだろうねえ」
「なんで、私達が、悪いのよ!貴方も、同罪でしょう!」
「というか、今回は真面目に授業を受けていなかった貴様らが悪いだろうが!」
「まだ説教は終わっていません!」
何時間くらい説教受けたのだろうか。とりあえず授業が終わって凛花が入ってくるくらいは説教受けていた。
「私悪くないでしょ…そこのお二人がどんぱちやってただけですし」
「貴方がヘイトを巻いたんでしょ?」
「まあ、否定はしませんがね」
とりあえず叩かれた。
「釈放〜」
「行こうか、隼人ちゃん」
「冷たいなあ〜」
「…どこに行くの」
なんかシルヴィアさんと王子様が付いて来た。
「なんで付いてくるのさ」
「…やる事がない」
「同じく」
「ギルドだよ。ギルド、今からお金稼ぎに行くの」
「ふーん」
興味なさそうだが、付いて来てはいる。
「…戦えるのか?ああ、採取か。」
「え?ゴブリンの巣を壊しに行くけど?」
「「は?」」
なんでか目が点になってる。
「行くのやめる?」
「…私は行くわ」
「僕も行こう」
来るんだ。
「ねえ、隼人ちゃん、私凄いやりにくいんだけど。」
「いいんじゃない?ていうか、一真は皇族でしょ?大丈夫?」
「お前…まあ、いい。大丈夫だ。私はそれなりに鍛えているからな。」
「私も、大丈夫」
って事でギルドに着いた。
「登録する?しよっか」
「何も言っていないんだが?」
「こんにちはー」
俺らが入って来ると場が凍りつく。
冷たいよ。俺らは塩か。
「ええと…なんの御用でしょうか?」
「この二人のカードを作って欲しいんです。」
後ろの二人を見る。
「お二人の出身地は…」
「速水領ではありません」
「はい!ではこちらへどうぞ!お名前を教えてください」
「日元 一真」
「え」
「シルヴィア・ブリニア」
「え」
こっちに顔を向ける受付嬢。分かってる。ニッコリと笑うと受付嬢はぱあっと顔を明るくした。
「本物ですし、頑張ってください。」
受付嬢の顔が死んだ。
「あ、じゃあ頑張って。私たちはもう行くから」
「え?」
「いや、流石に待てないし、明日にでも一緒に依頼受けようか」
というわけで、来ました森。
盛り盛りだね。つっまんねえ。
「いいんですか?あれ」
「いいでしょ。明日一緒に依頼受けるって言ったし」
「まあ、いいんですけど」
少し進むとゴブリンが出てきた。
徐に石を握ってゴブリンにぶん投げる。
「ギイイイイイイイイ!?」
おk、取り敢えず逃げろ。きたわ。逃げろよ。
「じゃあ、足は痛め付けずに逃げさせようか」
「隼人ちゃん、武器持ってないけどどうするの?」
「拳で」
「本当に?」
取り敢えず来るゴブリンに蹴りをかます。
「ガフギイ!」
転がったので腕を踏んでグニャってさせる。
「ギイイイイイイイイ!!」
逃げた。やったぜ。
「ねえ、ゴブリンの巣って二人で壊せるものなの?」
「大丈夫でしょ。依頼金も高くなかったし、小さいんじゃない?」
「じゃあ、聞きたいんだけど、なんで地図貰ったのにこんな事してるの?」
「あ、忘れてた。うん、まいいか」
「ええ…」




