それから…
ガッタンガッタンと揺られてどこまーでゆーくの〜。
どっちかって言うとドナドナドーナドーナーだよね。
馬車かあ…馬…う、頭が…あいつ絶対許さん。
へい、ジョージ、お前の精神がいかれてるぜ。
おうおうトーマス、いつもの事じゃねえか。
それもそうだな!HAHAHA!
HAHAHA!
あんたらの相手するの疲れた…
「おーい、嬢ちゃん。あと1時間で王都に着くぞ。」
「あ、はーい。ありがとうございます。」
はあ、もうすぐで学校かあ…他領の人との面識全くないんだけど、大丈夫かな?
さあ?まあ、泥を塗らないようにね。
はーい。
「ついたぞ。」
「ありがとう、おじさん。これが代金。」
「おう、ちょうどだな。」
「じゃあね〜」
「おーう。頑張れよ〜。」
そう言っておじさんは俺に凛花…いや、凛花だったものを渡してくる。
それは人間の肌の色などしておらず、肌は雪のように青白く、目は深淵よりもなお黒く、あの愛らしい顔は剥がれ落ち死人の様な顔をしていた。まるで生きていると思わせる事のない、冒涜的な姿をしていた。
「もう…無理…死ぬ…誰か…水…」
「自分で出せや。」
そう。こいつはアホみたいに馬車に弱かった。
「ねえ、聞いていい?なんで馬車に弱いの?君の親商人だよね?」
「違うんだよお…私は普段は酔わないんだよお…」
「随分とご立派な馬車を…ってそういえばあのでかい馬車か。そりゃ酔いにくいな。」
そんなこんなで凛花が回復した後…
「学校行くか。
「うん!」
こうして、俺たちの学園生活が、始まったのだ。




