ペンドラゴン先生のお話
「さあ!今日は結構面白い魔法を教えるよ。」
「バッチコーイ。」
俺はこの時は知らなかった。この人に魔法に関して安請け合いをしてはいけないと。
「面白い魔法って言うんだけど、実のところはただ爆発させるだけの物なんだ。そして思った事はないかな?なぜ魔力を使うと魔法が出るのかと。君になら分かると思うけど、この世界には魔素と言うものが漂っている。私達の魔力には魔素を扱うことができると言う効果がある。そして、その効果は魔力量に依存する。つまり魔法適正には全くと言って良いほど繋がらないんだ。これは誰がやっても例えば50の魔力を使ったら50の魔力分しか魔素を動かすことができないんだ。そして魔素は発動者から遠ざかれば遠ざかる程魔力の消費が激しくなる………………【3時間後】さて、ここで本題の爆発させる魔法について語るんだけど、魔素を魔力で絞るんだ。これは先ほど言った通り魔力量が多ければ多いほどぎゅっと圧縮できる。そして、ある一定の速さを越すと…」
そう言って手を翳して魔素を集めると、だんだんと光が見えてくる。
「これって…」
「そう、私が光魔法と出鱈目を言っている魔法さ。これは、一定の速さに達すると魔素がぶつかり合い、質量が増えてだんだんと光が収束しているように見えるんだ。これをまた別の魔素で私に爆風が来ないようにガードする。十分なくらい圧縮したら一気に解放する。」
と言って外に出て解放した瞬間、言葉にならないほどの轟音とこの前ギルドで見た時とは明らかに威力が違う光の束が近くの山を抉った。
一言で言うのならば、人間兵器。
「って感じだね。やってみて?」
「何ですか!?爆発!?」
「あ、凛花ちゃんの事忘れてた。」
「おい。」
「ここは…?ああ、そう言えば隼人ちゃんに連れ去られて…ヒイイイイイイイイ!!高い!」
「あ、ペンドラゴン先生、この子も鍛えてください。」
「良いんだけど…彼の意思を尊重したいな。」
「えっと…話が読めないんですけど…」
「魔法、使って見たくない?って事、役立つと思うんだけど。」
「…魔法…あの…」
「ん?どうしたの?」
「私は…魔法学園に入れるでしょうか。」
「入りたいの?それは…簡単だと思うけど…いかんせん学費が…」
「私は、その、この髪が、嫌いでした。これのせいでみんなにイジメ…られていたし、これのせいで男なのに度々母に女の子の服を着させられたりされました。」
「いや、女の子の服は髪の色関係ない…」
「私はこの力が嫌いです。けど…役に立てるのなら!この力を使いたいです!」
「…少し、見させて貰うよ。隼人ちゃんは離れてて。」
「わかってますよ。」
離れろと言われたのでとりあえずさっき抉られた山まで来た。
…すごいな。
私ならもっと凄いの出せるわよ。
んー、僕は無理かなあ…できてこの山を切ることくらいかな。
お前ら両方化け物じゃない?
一応私達二人の力は貴方出せるわよね?
というか、出せないと君って魔力無いから魔法も使えなくなっちゃうね。
俺はほら、頭脳で戦う感じだから。荒事嫌いだし。
そう…
「させるかあああああああああああ!!!!!!」
小屋から一瞬魔力が馬鹿みたいに出たかと思うと、俺目掛けて一直線にやってきた。
が、さっきの説明でやり方自体は覚えたので俺もビームを放つ。
…これ、もしかしなくても魔力弾君いらない子じゃね?
い…いや!まだゲート・◯ブ・バビ◯ンに使えるから!
さて、まああんまり威力無かったから余裕で相殺できたけど…まあ、戻ってこいって意味だろうなあ…飛ぶかあ…
「うーん…やっぱり上に上がるのは苦手かな?」
「そりゃあまあ…下る時はちょっと調節すれば良いだけだし。で?」
「うん、この子、滅茶苦茶招来的魔法に向いてる。まあ、私は今は運動的魔法しか教えられないから、運動的魔法を教えるよ。」




