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アパートごと異世界に転移したが、俺だけ収納スキルだったので住民を支配することにした  作者: 飯尾 意緒
第3章 王国への序曲と真の支配者交代

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第47話:影の堕誓

いつもご愛読ありがとうございます!

前回までのあらすじ:佐藤の右腕を自称し「35年間の純潔」を代償に差し出した北川結衣が、佐藤の無慈悲な蹂躙によって王の所有物へと堕とされる一方、食糧難と屈辱が限界に達した一階では健太らによる佐藤殺害計画が現実味を帯び始め、アパート全体の秩序が崩壊の臨界点を迎える。


それでは、第47話をお楽しみください。


※本作は規約遵守のR15作品です。過激な描写にご注意ください。

 アパート『シャン・ソレイユ』を囲む樹海には、一晩の間に湿り気が降り積み、粘つくような霧となって這い寄っていた。窓の外では、わずか一日の間に原生林がその包囲網をさらに狭めている。一階の窓ガラスを蔦の指先がピシリと叩く音は、日常という名の残像が緑の深淵に飲み込まれていく葬送曲のようだった。外界から完全に切り離された、38日目の朝である。

 二階、201号室の寝室内には、一階の腐敗とは無縁の、絶対的な支配者による「聖域」の熱気が澱んでいた。

 部屋の隅、陽光すら届かないクローゼットの影で、五十嵐咲希は自らの膝を抱えて丸まっていた。彼女のスキル『淡影』は、主の意志に呼応してその存在感を希薄な霧のように周囲に溶け込ませている。誰からも認識されず、ただ「そこに在る」だけの透明な虚無。それが彼女にとっての安全地帯であり、同時に佐藤を見つめ続けるための特等席だった。

 彼女の視線の先には、ベッドに腰掛け、窓の外の樹海を冷淡に眺める佐藤の背中があった。昨日、結衣がこの部屋で崩壊し、そして自分自身が佐藤の命で「事後処理」を執り行った記憶が、咲希の脳内で熱く疼いている。

(佐藤さんの庭……佐藤さんの、証。私は、あの人の影になれた……)

 咲希の細い指先が、自らの唇をなぞる。そこにはまだ、昨日舌で掬い上げた佐藤の残滓が、痺れるような感覚として刻み込まれていた。

 その時、佐藤が静かに立ち上がり、何もないはずの影へと視線を向けた。

「咲希。いつまでそこに隠れている。出てこい」

 心臓が跳ねた。認識を阻害するスキルの外側から、佐藤の鋭い眼光が彼女の核を正確に射抜いていた。咲希は震える足取りで影から這い出し、佐藤の足元へ力なく跪いた。

「ごめんなさい……佐藤さん」

「謝る必要はない。だが、お前にはまだ教え込むべきことがある。お前は俺の影だ。ならば、その身も心も、隅々まで俺の所有物であることを刻み込まねばならない」

 佐藤は咲希をベッドへと押し倒した。拘束などなくとも、佐藤に組み伏せられただけで、咲希は逃げる術を失った小動物のように身を竦ませる。

「佐藤さん……私を、もっと……。前の、女の子の場所を使って……っ。私をあなたのものだって、証明してください」

 咲希は顔を赤らめ、震える声で懇願した。直接繋がることで、自分が結衣よりも、そして他の誰よりも「彼に近い」存在であることを確信したかったのだ。だが、佐藤の口角は冷ややかに上がる。

「俺に命令をするなと言ったはずだ。お前の望み通りにするのは、俺の流儀じゃない」

 佐藤は咲希の細い脚を掴むと、その膝を彼女自身の胸元まで強引に押し込んだ。無防備に晒された熱を上方に向け、最も秘められた深部を真上から見下ろす屈辱的な姿勢。咲希は羞恥で顔を覆った。

 だが、彼の視線が向かったのは、通常の快楽のために用意された場所ではなかった。固く閉ざされた、もう一つの禁忌の窄まり――。

「……っ!? 佐藤さん、そこは……!」

 拒絶を許さぬ手つきで、佐藤は咲希の最も羞恥を煽るその場所へ、容赦なく顔を寄せた。熱い舌先が、固く閉ざされた輪郭をゆっくりとなぞる。

「ひゃ、ぁっ……! 佐藤、さん、あ……そこは、だめ……っ! や、だ、そこは、汚いのに……っ!」

 本来愛でられるはずのない場所を直接蹂躙される衝撃に、咲希は腰を跳ねさせた。だが佐藤はさらに執拗に、ざらりとした舌でその壁を割り広げ、中心へと執拗に挑みかかる。

「は、ぁっ、ん、ああぁっ! そこ、だめ……っ、おかしく、なっちゃう……!」

 裏側の粘膜を直接掻き回される未知の刺激。咲希の喉からは、壊れた笛のような喘ぎが溢れ出す。羞恥を上書きするように、脳を痺れさせる快感が脊髄を駆け抜けた。快楽に沈むほどに彼女のスキルが暴走し、身体の輪郭が霧のように揺らぎ始めるが、佐藤の熱い感触だけが彼女を現世に繋ぎ止めていた。

 佐藤は一度顔を上げると、自身の熱を帯びた怒張を咲希の口元へと運んだ。

「……潤滑代わりだ。自分の雫で濡らせ」

「あ、っ……」

 咲希は潤んだ瞳で佐藤を見上げると、従順にその剛直を口に含んだ。自らの口腔で丹念に、這わせるようにして湿らせていく。佐藤の太い脈動を感じながら、彼女はその全てを自身の一部にするように奉仕した。

 十分に濡れ、滑らかになったそれを確認すると、佐藤は再び咲希の裏側へと意識を向けた。

「汚いかどうかは俺が決める。お前はただ、俺の支配を受け入れればいい。力を抜け」

 佐藤の低く、抗いがたい宣告が耳元で響く。指が二本、三本と侵入するたび、咲希の孔は無理やり押し広げられ、内側から引き裂かれるような鈍い痛みに支配された。未体験の衝撃に脳は白く染まる。しかし、自らの最も秘められた場所を徹底的に暴かれ、開発されていく事実に、咲希の身体は裏腹な熱を帯びていった。

 十分に解きほぐしたと判断した佐藤が、自身の質量をその窄まりの入り口へと押し当てた。

「経験あるのか? すっかり準備万端じゃないか」

 佐藤の揶揄に、咲希は羞恥で顔を真っ赤に染めながら首を横に振った。

「ち、ちが……っ、そんなの、初めて、です……っ!」

 その言葉が終わらぬうちに、佐藤は容赦なく腰を突き出した。

「あぁぁっ!!」

 内臓を無理やり押し退けられるような圧迫感と、裂けるような熱さが咲希を襲った。

「ひ、ぐ……っ、あ、ああぁっ! いた、い……いたいの、に……っ!」

 激痛に震えながらも、咲希の窄まりは佐藤の質量を必死に受け入れようと波打つ。苦痛の合間に、脳を痺れさせるような感覚が混ざり込んでくる。佐藤がさらに深く、彼女の最も過敏な一点を穿つように腰を動かすと、咲希は壊れた人形のように首を振った。

 佐藤は咲希の細い腰をガシリと掴み、逃げ場を塞ぐように密着させる。異物を飲み込むことに慣れ始め、熱く締め上げる咲希の裏側を確認し、彼は冷たく告げた。

「……動かすぞ」

 次の瞬間、肉体が激しくぶつかり合う音が密室に響き渡る。容赦のない速度で繰り返される蹂躙。咲希は白目を剥き、激しく揺さぶられながら、ただ佐藤の支配に身を任せることしかできなかった。

「あ、がっ、あぁぁぁっ! 佐藤、さん……っ、すご、すき……っ!」

 佐藤は咲希の深奥を完全に掌握し、その最奥を突き刺すように腰を叩きつける。限界まで高まった熱量が、一気に弾けた。

「くっ……!」

 ドクドクと、灼熱の奔流が咲希の内部の最奥へと叩き込まれる。注ぎ込まれる質量に、咲希の身体が弓なりに反り、言葉にならない悲鳴が漏れた。裏側の深淵までをも佐藤の証で満たされていく感覚に、彼女の意識は深い悦楽の闇へと沈んでいった。

 一方、二階の閉鎖的な熱狂とは対照的に、一階の103号室では、飢餓と憎悪が住人たちの理性を食い破ろうとしていた。

「いいか、今のままじゃ全滅だ。佐藤の野郎を排除して、二階の備蓄を奪う。それ以外に道はねえ」

 田中健太は、荒い息を吐きながら床に殴り書きされた地図を広げていた。その足元には、小野香織が跪かされ、健太の怒張を必死に口に含んでいる。だが、極限状態による物資の欠乏は、すでに内部対立を表面化させていた。

「おい神田、お前さっきから何ぼーっとしてんだよ! 水だってあとこれっぽっちしかねえんだぞ!」

 川瀬涼太が神田英雄の胸ぐらを掴む。

「……分かってる。でも、襲撃なんて……」

「あぁ!? びびってんのか英雄サマよお! このままじゃ俺たち共倒れなんだよ!」

 言い争う二人の間に、健太の怒号が落ちる。

「うるせえんだよ! ゴミ共が!」

 健太は八つ当たりするように、足元で震えていた石堂陽菜の脇腹を力任せに蹴り飛ばした。陽菜は声にならない悲鳴を上げ、床を転がる。健太はそのまま、口元を汚して怯える小野香織の髪を掴んで引きずり寄せると、苛立ちをぶつけるように彼女の衣類を引き裂いた。

「いいか、川瀬。神田。文句があるなら佐藤を殺してから言え。それまでは俺に従ってりゃいいんだよ!」

 健太は、昨夜の蹂躙で痛々しく腫れ上がっている香織の秘所へ、何の情けもかけずに自身の怒張を叩き込んだ。

「あ、ぅ、ぁ……っ」

 香織の手が虚しく床を掻く。健太の腰の動きは暴力そのものであり、彼女を一個の人間ではなく、ただのストレス解消の道具として扱っていた。二階の「支配」とは異なる、ただの「搾取」がそこにはあった。

 その光景を見ながら、川瀬は卑屈な笑いを浮かべて陽菜の胸を揉みしだき、神田はただ、己の無力さに唇を噛み締め、拳を震わせるしかなかった。

「襲撃は明後日の早朝だ。奴が油断している隙に、全員で畳み掛ける。……死にたくなきゃ、死ぬ気で動け」

 健太の濁った瞳に、佐藤への殺意が燃え盛る。内部対立という火種を抱えながらも、一階の「鼠」たちは、破滅へのカウントダウンを始めていた。

 二階の201号室では、嵐のような時間が過ぎ、咲希が佐藤の足元で丸まっていた。彼女の身体には、佐藤によって無理やりこじ開けられた深い支配の刻印が、熱い余韻として残り続けている。

「佐藤さん……私を、もっと……もっとあなたの色で、徹底的に汚してください……」

 咲希の告白は、もはや正常な人間のそれではなく、崇拝に近い狂気を帯びていた。佐藤はそんな彼女の頭を、忠実な猟犬を愛でるようにゆっくりとなぞりながら、視線をドアの向こう――不穏な気配を漂わせる一階へと向けた。

「計画、か。鼠共が何かを企んでいるようだな」

 佐藤は口角を微かに上げた。彼のスキル『支配庫』には、すでに幾つもの異能がストックされ、彼の意志一つでこのアパートの「理」を上書きする準備が整いつつある。

 三十八日目の夜。

 樹海が、住人たちの憎悪と情愛を栄養にして、さらにその密度を増していく。牙を剥こうとする一階の「鼠」たちと、それを冷笑で迎え撃とうとする二階の「王」。崩壊したアパート『シャン・ソレイユ』の秩序は、血と情欲にまみれた決戦の刻へと、一歩ずつ確実に近づいていた。

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