第10話 ある意味強敵!!
昼休みが始まってすぐに屋上へ行き、昼飯を食べようとすると…
「あららー?なんでジャージ姿で学校に来てるのかなー?駄目じゃーん健太」
「ちっ、バレたか。屋上にいれば見つからないと思ったのに流石だな陽花」
こいつは山本陽花
俺の幼なじみだ。そしてバスケ部のキャプテンだ
「なんで龍也くんと帰らなかったの」
「走りたかったんだよ!」
「ほんとそういうところはバスケやってたときと変わらないなー。罰として私を自転車の後部座席に乗せてね」
「ちっ、仕方がないな。部活が終わったらな」
「やったぁー」
その後、陽花と一緒に戻ろうとすると、周りからの視線が凄かった…
「おいおい健太くーん。昼からやらないよなぁ?」
と毎回遥人がからかってくるので
「黙れ餓鬼!そんな暇あるなら勉強しろ!」
と言って腹にグーパンチ
入りどころが悪い場合は授業1時間分腹を押さえている
授業が終わると、すぐ部活に向かった。すると
「よっ!ラブラブー!」
って言ったやつを片っ端から走らせた
ただし…
遥人が言った場合
尽かさずグーパンチ
「なんで俺だけ…」
部活が終わり帰ろうとすると校門の前に陽花が居た
「おっ!キタキタ」
「まじでいるじゃん」
と嫌そうな顔すると
「なんだよー健太がいいよって言ったんじゃーん!」
「俺はお前のわがままに付き合っただけだ。早く行くぞ」
そう。早く行かないと…
遅かった…。既に全員の目がこちらに集中していた
バカップルとか秀才カップルとか言ってんだろうなぁ
ちなみに秀才カップルと言われてるのは俺は毎回学年10以内、陽花は3位以内であるためだ
急いで門を出ると陽花がこう言った
「最近サッカーはどう?」
「まあまあだ。なんとか勝ってる」
「へぇー、寂しいなぁ。健太がバスケ辞めてサッカーするなんて…。やっぱり雄輔さんの影響?」
「止めろ。兄貴は関係ねえ」
藤宮雄輔
22歳
FCバルセロナで活躍してる日本代表。俺にかなり冷たいため仲が悪い
「ごめん。でさ、バスケしない?近くに出来る場所知ってるから」
「いいねぇ。あとで集まろうぜ」
一度別れてからまた集まることにした
家に帰って
「ただいまー」
「あらあら1日ぶりに帰ってきたね」
母が呆れたように言った。流石に理由が馬鹿らしいからかな
「そんなとこ悪いけどすぐにバスケしてくるから」
「へぇー、はるちゃんとかしら」
その言葉に身体が一瞬震えた
「あら、図星」
「うるせぇ!すぐに着替えて行くから」
「はいはい」
俺は中学の時のユニフォームの上にジャージを着てすぐに出た
「よっ!」
玄関の前に陽花がいた
「早いなぁ。チャリで来たのか?」
「そう!でも後ろ乗せてね」
陽花は満面の笑みだ…
「仕方がないな」
陽花を後ろに乗せ、陽花の案内に従いながらバスケコートに向かった
「あっ、そこそこ!」
そこには本格的なストリートバスケが出来る場所だった
「すげえな。近くにこんなとこあったなんてな」
「そんなわけで健太、早くやろー!」
「いいぜ!その元気、俺の上手さで叩き潰してやるよ」
早速準備し、やり始めようとすると…
「あれ…?山本じゃん」
陽花に声をかけたのはウチの制服を着ていた男子だった
「原君じゃん。バスケしに来たの?」
「陽花、誰あいつ?」
「あぁ、原拓斗君。バスケ部のキャプテン」
バスケ部のキャプテンか…
「原、俺と1on1しろよ」
「ちょっ!ちょっと!」
陽花は急なことに慌てるが
「いいぜ藤宮。いくらお前が全中MVPだったからって調子に乗るなよ。そんなもん叩き潰してやるよ」
原は余裕を見せている
それに対して
「上等だ!!」




