第9話 秘密の特訓!?
まじでシバかれんのかな…?
と思っているうちに公園についた
「頼む龍也!俺を半殺しにしないでくれぇ!」
「半殺し?ああ、それは口実だ」
「えっ…?」
安堵の表情
「まあボールを蹴りながら話そうぜ」
「……?」
大塚はバッグからボールを取り出し、藤宮に向けて強く蹴った
「お前さ、なんで急にボランチなんかやろうと思ったんだよ」
「まぁ…成り行き…かな」
「成り行きかよ!!」
はっきり言えば成り行きだ
バスケやってたときはPGだったし、パサーでもあったから
でも監督の読みは分からない…
「ふぅーん。成り行き…か」
「なんだよ…」
「確かに一度はサッカーもやってたし、運動神経もそこそこある。でも富樫選手みたいな二刀流プレイヤーにはなれないと思う」
「富樫選手って?」
「浦和レッズのCBで21歳にしてレギュラーに殆ど定着している上、第2ゴールキーパーとしても活躍してる」
「へぇー」
「今度ビデオ見せてやるよ。ちょうどCBとGKどちらもやってるから」
「サンキュー」
その後軽くボールを蹴り合った後、家に帰ろうとしたが……
「健太…電車ないな…」
「あぁ…、じゃあ家まで走って帰ろうぜ」
藤宮は呑気に言ったが
「待て、何キロあると思っているんだ!」
「ん?ざっと4キロじゃない?」
「ふざけるな!!殺す気か!?」「だって動き足りてないだろ?」
ったく!鬼か!!
「そんじゃあ!行こう…ぜ?」
藤宮の視界に入ったもの…
それは
「じゃあな健太!俺は先に帰ってるからな!」
大塚がタクシーに乗って帰るところだった…
次の日…。
「あれ?藤宮!なんでジャージ姿なんだよ!!」
学校はざわめく。なぜなら
「あぁ…俺、試合会場から直接来たからな」
するとそこに魅島が来て
「あれ?ふじやん、たっちょんと一緒に居なかったっけ?」
さらに大塚も来て
「ああ、こいつよくわからんが電車ないなら走って帰るとか言い出してな。俺だけタクシーで帰った。あとたっちょんって呼ぶな!」
話している間に先生が来て
「藤宮ー、お前の母親から荷物来たぞ」
「おぉ!あざーす」
そんな感じで朝からじたばたしていた…




