温泉②
私は温泉に浸かった、第一の感想として温かみを感じないことがすごく大きかった、少し忘れていたが私はまるで死んでいるようだった、ニオを守ったとき傷がついたのについていなかった、あれは正直普通の現象とは言えないだろう、私は何者なのだろうか、、、
「雪花ちゃん!なにぼうっとしてるの?」
「ああすまない」
「全然いいよ、温泉楽しんで!」
「ありがとう」
「そういえばさ、あっち凄くあったかいらしいよ!いこ!」
「わかった」
ニオが奥へと歩いていく、私もそれについていこうとした次の瞬間、私は肩をたたかれた、振り向くとまったくもって知らない人間だった、そいつは振り向いた私に口を開く
「おう!お前新人だろ、少しあっちではなさねぇか?」
そんな発言をし始めた、私は少し戸惑ったが一息置いてこう返す
「連れがいるんだ、今はやめてくれないか?」
「いやいいじゃねえか少しだよ少し、お前のことが気になるんだよ、噂になってるぜお前」
「噂?」
「ああ噂、お前気になってるじゃねぇか、あっちで話すぞ」
私は少し興味を持ってしまい結局ついていくことにした
「結局噂というのは何なんだ?それを聞いたら帰る」
「そんなこと言うなよ、俺も話したいことあるんだぜ?お前と」
こいつは何なんだ?そんなことを思っていると奴はわかっていたように
「俺が誰だか気になるか?俺はギルドに住んでいる奴だ、この村を守ってる所謂英雄なんだぜ」
「そうか、では本題に入ってくれ」
「わかった、じゃあまず俺が話したいことから話す」
「噂の話はどこへ行ったんだ、時間はかけてられないんだ」
「いいじゃねえか、このために呼んだんだし、で俺が話したいことだが、お前盗賊に喧嘩売っちまって大丈夫なのか?あそこすげえとこなんだぜ?みんな避けてる任務だった、それをお前が平然とこなしちまったわけだ、それを話したかったんだよ」
「そんなくだらないことか、別にどうとも思っていない」
「まあまあそんなことはいいんだ」
「ん?」
急に話を中断された私は少し困惑する
「あいつら人さらいと組んでるぜ、報復されてさらわれてでもしたら怖いだろ、あと村を襲われたりとか、人さらいは結構大きぼな組織だ、そいつらが村に来るとこの村が危険に脅かされちまう、しかも奴らのボス、ギフトを持っているって噂だ」
「おい、まてギフトってなんだ?」
「あれ?俺そこまで話しちまってたか?やべ、これ以上はやめておく」
こいつは明らかに焦ったような様子で話をやめにする
「いや~この話はA級以上にしか話しちゃいけない話だった、まあお前がA級以上になったらギフトについて話してやるよ、すまなかったな、まあ結論村が襲われれば、お前に責任が行くかもしれない、それだけは覚えておいてくれ、ただそれを伝えて起きたかっただけだ。」
「そうかなら、私はもう行く」
話が終わりその場を後にしようとしたとき
「おいおい、噂の話、聞かなくていいのか?」
すっかり忘れてしまっていた、どうするべきだろう、そう少し考えていると、ニオに声をかけられた
「雪花ちゃん、どこ行ってたの?そんなに広い場所じゃないよ、ここ。」
「ああすまない、少し呼ばれていて、この人に」
「この人?」
ニオがこいつの顔を見た瞬間すごく驚いたような表情を浮かべる。
「え、この人ギルドで確か最高クラスの強さと言われている、グリムさんじゃん!」
「おう!俺を知ってんのか、それはうれしいな」
「はい知ってます!凄くあこがれてます!」
「それはうれしいな。」
ニオは結局そのグリムという女の隣に座り温泉に浸かりだす。
結局私は2人の会話の中に入れなかった、だが蚊帳の外でゆったりと温泉に浸かった、少しだが心が和らいだ気がした。




