表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想のセラリウス  作者: ふたばみつき
-新たなる旅立ち-
47/95

★46 旅立ち

 僕は許して貰えたのだろうか。

 それは結局の所わからない。


 でも、彼女は優しく微笑んで共に歩む事を許してくれた。

 囁く様にではあるが「ありがとう」と言ってくれた。


 それならば、僕はそんな彼女に報いる為、誠心誠意付き従い支えるまでだ。


 以前の様な関係には、二度と戻れないかもしれない。だけど、首の皮一枚で彼女との関係は繋がった。


 もしかしたら、以前の様な関係にだって戻れるかもしれない。


 その可能性が有るだけで十分なのだ。

 それだけで、それだけで救われる。


 今度こそ、僕は彼女を一人にはしない。

 今度こそ、彼女の隣で彼女と同じ景色を見て、彼女の支えとなる……


「ドッグ、どうしたんだ。早く行くぞー?」


 彼女が僕に語りかけてくれる。


「すまない、少し考え事をしていた」

「頼むぜー、ボケッとしてるのは、俺の仕事なんだからよー」


 まったく、彼女は何を言ってるんだか。


 だけど、それでいい。

 彼女に出来ない事を僕がやり、彼女を支えるんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ