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精霊の門に根源の花を供えて、唯は手を合わせました。
今日で(人の世の時間で数えるのなら)49日。
黄泉の国へ行った彼らの魂が完全に消えてしまう日です。
怜や、根源は、本当に後悔などなかったのだろうかと、唯は思いを巡らせます。
まだやりたいことがあったのではないでしょうか。
理不尽な思いを抱えていたのではないでしょうか。
それでも。と、唯は、口を引き結びます。
私は、それを望んだのです。
彼らの思いを背負って、私は私の人生を責任をもって生きること。それが、私が彼らにむけるはなむけになるのだと信じています。
唯は、じっと目を閉じました。
※これで、完結となります。
長らく、このお話にお付き合い頂けたこと、感謝いたします。
本当に、有難う御座いました。お話を書くことは、本当に楽しいと実感出来ました。
また、別の作品でお会いできたなら、その時はまたお願いいたします。
それでは、今回はここまで。失礼いたしました。




