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声を拾って  作者:
60/60

60.

精霊の門に根源コンゲの花を供えて、唯は手を合わせました。

今日で(人の世の時間で数えるのなら)49日。

黄泉の国へ行った彼らの魂が完全に消えてしまう日です。


怜や、根源コンゲは、本当に後悔などなかったのだろうかと、唯は思いを巡らせます。

まだやりたいことがあったのではないでしょうか。

理不尽な思いを抱えていたのではないでしょうか。


それでも。と、唯は、口を引き結びます。

私は、それを望んだのです。


彼らの思いを背負って、私は私の人生を責任をもって生きること。それが、私が彼らにむけるはなむけになるのだと信じています。


唯は、じっと目を閉じました。



※これで、完結となります。

長らく、このお話にお付き合い頂けたこと、感謝いたします。

本当に、有難う御座いました。お話を書くことは、本当に楽しいと実感出来ました。

また、別の作品でお会いできたなら、その時はまたお願いいたします。

それでは、今回はここまで。失礼いたしました。

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