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前日のリアとリンの夢の話がありますが、先に翌日のこちらの方を投稿します。
リアルは今日は仕事で帰りが少し遅かった。リンはリアルが聖杯城に戻ると、二人は遅い夜ご飯を共にした。リアルがシャワーを浴び、部屋に戻るとリンはソファに座り待っていた。
リンがリアと夢を見た次の日は、リアルとリンは軽く肌を触れ合っていた。リアルの焦燥を感じたリンがリアルと甘い時を過ごすようにしていた。今日もその日だった。
リアルは仕事の疲れを抱え、リンにほぐしてもらいたかった。リンはよくあることだったので、リアルの気持ちを汲み取り、静かに後ろに座った。両手をリアルの肩に触れ、ゆっくり揉みほぐしていった。リアルは力加減をよく知った癒し手に体を預けた。和やかな時間が流れる。
リンはリアルの肩から、右腕へ手を移して揉み、下へ下がり、リアルの右手を両手で揉んだ。リンはそのまま、リアルの褐色肌の右手を自分の唇に持っていき、手の甲にキスをした。これもリアルとリンでよくあることだった。リンはリアルの手の甲にキスを重ね、裏返して手のひらに唇を触れた。甘い時間だった。リアルは目を閉じて力を抜き、リンに身を任せていた。
リンがリアルの手首に唇で触れようとした時、リンは体が止まった。強い酩酊感が流れ、ここには居ない人への愛慕が高まった。リンは届けられた愛情に身を任せた。
リアルは皮肉を言った。
「リンも忙しいわね」
リンは止まった手でリアルの手を掴んだ。
「妬かせてすみません、リアル。リアルは私の妻ですが、リアも私の妻です。いつもなら、この時間は床に入っている時間なので、リアルとリアの時間が重なることはなかったのです。こういうこともあることを許して下さい、リアル」
リアルはリンの言葉が、リアルに誠実に謝り、毅然とリアを認めていることの両方が含まれていることが伝わった。リアルは半分許して、半分許さなかった。
「そうね。今日は私が悪いわ。でも今は私の時間ということにしてくれる? リン」
「ええ、リアル」
リンはリアルの気性を知っているので、それに合わせた。リンはリアルを癒し終わりリアルが床に入ると、自室へ戻った。
リンは自室へ戻ると、アンクレットを外し、魔術できれいに洗ってから、優しく撫でた。夜遅くだがリアが起きている気配を感じた。リンは優しい瞳で足飾りを眺めた。リンは足飾りを口元に持ち、ふうーと熱い息を吹きかけた。それから、足飾りに唇で触れ、優しく舐めた。魔力の先で待っている人へ、返事の遅れを詫びるように、哀切を語るように。リンはアンクレットに唇で触れると、装身具を水で洗い、足へ戻した。リンはリアルの部屋へ戻った。
リアは手首の跡に愛情を送った後、寝台に座り、ぼうっとした。リンからの返事を待ち、すぐ返事が来ない理由に心が沈んだ。仕方が無いことだった。リアは眠らず待ち続けた。夜遅く、右耳が温かくなった。優しい魔力が心地よく触れられる感覚を覚え、しばらくそのままにしていたら、耳に熱い息がかかる感じがして驚いた。それから生温かな熱で撫でられる感じが続き、リアは照れながら、リンの無言の愛情を聞いた。最後に耳に魔力が軽く触れる感覚を残し、返事は終わった。リアは寂しさで囲まれた心の中で、リンの温かな想いを胸にしまった。




