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掴んだ手は  作者: 蘇芳
12/19

覗き見しちゃいました!


ローゼンさんとの散策で見つけた庭の桜の木。

あたしは暇があると良くそこに行くようになった。

ヒラヒラと舞う花弁を見ているとなんだか懐かしい気持ちになり、両親以外の事も思い出せそうな気がするから。


この桜の木は特殊だ。

常時満開なんだとローゼンさんが言っていた。

不思議種族の不思議な桜の木。


木の下で見るのも良いけど上に行きたい。

登っちゃえ!


自分の身体は案外運動神経が良いようで簡単に腰掛けられそうな場所まで登れた。

視界の全てが桜の花。


「うん、素敵じゃない!」


暫く絶景を楽しんでいたら花が咲いてる辺りにヴィルディとラナウェンが見えた。

すっごい良い雰囲気で歩いてるんだけど!?


「あっ!」


ラナウェンがヴィルディの頬にちゅーしてる!

ヴィルディの顔が真っ赤になりラナウェンを睨んでいる。


夕飯時にローゼンさんとラナウェンが意味深に笑っていたのはそう言う事か!

気付いてないアメリーさんに奇跡を覚えるよ。


ラナウェンが少し意地悪そうに笑い再度ヴィルディの顔に唇を近付けようとした時にローゼンさんが目の前に現れた。


「えっ?ちょっ。」


驚いたあたしは木から落ちそうになるがローゼンさんに 支えられてギリギリセーフ。


「驚かせてごめんね。」

「いえ、ありがとうございます?」

「とりあえず危ないから降りようか。」


そう言いローゼンさんはあたしをお姫様だっこして飛んで降りて下さいました。

突っ込み所満載だけどお姫様だっこで容量が足りません。




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