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掴んだ手は  作者: 蘇芳
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覗き見されちゃいました!


ローゼンさんは下に降りるとあたしを抱き抱えたまま木に腰を掛けた。

意外とローゼンさん筋肉あるんだね?

着痩せするタイプなのかな?

と脳内は現実逃避するが現状は解っているので顔が真っ赤だ。


「あまり危ない事しちゃ駄目だよ?」


いや、ローゼンさん来るまで普通だったし!

言葉が上手く出なくて、じとーっと見る事しか出来ない。


「そんな顔で見ても危ない事はしちゃ駄目だと言うよ。」


と言いながらローゼンさんは少し困ったように笑い、あたしの頬を撫でてきた。

あたしの赤面度合いが上がるから止めてー!






手を繋いで部屋に戻ればラナウェンがおやつの用意をしていた。

ヴィルディもいてニヤニヤしてしまうのは仕方ない。

が何故か2人もにやついている。


「どうしたの?」


気になってあたしが聞けばヴィルディは少し頬を赤らめラナウェンを見た。

ラナウェンは爽やかな笑顔をこちらに向ける。


「御二人とも仲の宜しいようで。」


爆弾発言!

ローゼンさんはにこやかに「そうだね。」とか答えちゃってるよ!


なんだよー!

あたしが覗き見して悪いと思ってたら2人にも見られてたのか…?

いや…今、手を繋いでいる事へのニヤニヤだと信じたい!





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