18/38
ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの
『あのね、届かないって思うほどに、その人のことが好きになるらしいよ』
『告白されたら、その人のことが好きになるらしいよ』
キャサリンがくれた言葉。
私の作戦はもう整った。あとは決行するだけだから。
明日、ロミオと会う。何となくわかる、明日、ロミオは明日、キュピレット家に来る。
やっぱり。ドンピシャ、夜9時。
ロミオは私に、逢いに来た。
私が彼に言う言葉は1つ。
普通の告白では無い。
届かない、それを強める言葉。
届かない人の事ほど想いが強まる、それが……
「ああロミオ、どうしてあなたはロミオなの」
ほら、彼はベランダにいる私を見上げながら、月明かりが照らす空の下、頬を赤らめながら唇を噛む。
キャサリン、君があの木の下で言っていた言葉たちは本当だったんだね。
ふふ。




