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シンデレラの婚約破棄⭐︎  作者: 眠夢
魔法使いの白雪姫

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12/23

幻想的な翼

「今日のお話は、『白雪姫』ですよ。」


 今日も、先生が絵本の読み聞かせをしてくれます。

 今日のお話は、「白雪姫」。


「『鏡よ鏡、この世で1番美しいのはだあれ』『それはもちろん貴方様です』 そうして、魔女は毎日鏡にきいては自分が美しいと言われているのでした」


 魔法の鏡……この世で1番美しい人を教えてくれる鏡……


 そんな話を、みんなで座って聞いています。


 ひまりちゃんは、それをじっくりと聴いてきました。


 今日も、結菜ちゃんはいません。


 ひまりちゃんは、隣にいる由美ちゃんに、結菜ちゃんのことをきいてみました。


「ねえ、また結菜ちゃん……」


「……うん、結菜ちゃん、病気、なかなか治らないらしくて。それでね、今度大事な手術があるから、しばらく休んでるんだって」


 由美ちゃんは、そうしてひまりちゃんに聞かせてくれました。そして、また、絵本の方をまた、読み聞かせの話を聞き始めました。


 結菜ちゃん、大丈夫かな……

 ひまりちゃんは、結菜ちゃんと仲良しです。だから、少し、心配になります。


「鏡よ鏡、この世で1番美しいのは、だあれ?」


「それは、白雪姫でございます」


……


 ひまりちゃんは、少しだけ眠くなってきてしまいました。


……



「わああああああ!」


 ひまりちゃんは、落ちていきます!

 すごい勢いで、落ちていきます!


 あれ。 


 ひまりちゃんは、気づきます。


 これ。いつもの、夢……?


 夢。そう気づいた。なのに。今日は。

 ずっと。落ちていきます。



「待って、落ちるうううう!」


 その時です。

 

 ひまりちゃんの背中に。


 幻想的な、大きな翼が生えました。


 星がきらめく空、下には河が流れ、それは星空を映し出しています。横に、お城が見えました。


 ひまりちゃんはその幻想的な空を華麗に飛びながら、開いていたお城の窓から部屋に入りました。


 誰もいないその部屋。


 赤いカーペットにおしゃれな鏡、シャンデリア、そして階段。そんな部屋を、月明かりが照らしていました。


 鏡を見て、ひまりちゃんはとってもびっくりしました!


 なぜなら服も、顔も、爪も髪型も全て、さっき絵本で見た、白雪姫にそっくりだったから。



 私は、白雪姫になった、ってこと?


 そして、ひまりちゃんは気付きます。


 白雪姫は空を飛べる。


 魔法が使える、って。

 


 

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