ミミック調査報告書(改訂版)
改訂者:ハーブ
ミミックに関して多くの点で訂正箇所がある為、再度提出する。
ミミックは宝箱の見た目をした魔物であり、
鋭い牙で触れた者に襲いかかる。
血液が存在する為、生物系の魔物であると断言できる。
ミミックの特徴として、高い防御力を持ち、また無限とも取れる異空間収納を持っている。
更に、ミミックは高い知能を持っており、強い仲間意識を持っている。
毒瓶を高確率で所持しているのはこの為である。
ミミックの習性として、ダンジョン内、または冒険者から奪った武器・宝物を集める、というものがある。
ミミックの社会では人類の様な格差社会ではなく、家族の様な水平社会が広がっている。
その平和な社会を実現する為、ミミックには『掟』が存在する。
『掟』はミミックにとって唯一絶対のルールであり、その厳格さは騎士団も見劣りするようなものである。
以下はその全文である。
一、ミミックは同族を決して襲わないべし。
一、ミミックは同族と手を取り合い、互いに助け合うべし。
一、ミミックはその身体を活かし、棲家を襲う冒険者を喰い殺すべし。
一、ミミックはその自らが誇る鍵が開けられたとき、その者の軍門に下り、その者の宝箱として生きるべし。
ミミックは誇り高い魔物であり、同じ見た目である宝箱を『ミミックに成れなかった恥じるべき存在』として下に見ている。
また、開かない鍵を持つことは価値のある宝物を持つこと以上の誉れである。
ただ、その誉れの高さからもし解錠されてしまった場合前述した通り、一生を賭けてその者の『宝箱』として生涯生きるという恐ろしいものである。
この為、ミミックを不用意に解錠するのはあまりお勧めしない。
(因みにミミックの鍵はかなり精巧に作られており、解錠は困難、更に解錠に失敗した場合、上半身を喰われることになるだろう)
ミミックが解錠の為なら触れることを許すのはミミックたちの絶対に開けられることは無いというプライドの表れだと思われる。
また、ミミックは人型になることができるが、あまり得意ではない。
本人曰く、「人型の種族がタコの魔物になったとして、身体を自由に動かせる訳ないだろ。
そういう事だ」と述べている。
『ダンジョン内で存在が確認されている古代魔法言語で話す人型魔物』は人型のミミックであると上記の事から断定できる。
以上のことからミミックは数々の特性と特徴を持った手強い魔物であると結論づけることができる。
だが、さらなる情報の正確性の向上の為、まだまだ調査を続けるべきだと思われる。




