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ヒロインズ・リンク 〜戦隊ヒロインプロジェクト〜  作者: スパイク
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74/443

柳ヶ瀬の帝王と呼ばれた男・まさにゃん小物裁判 判決編

静岡県富士市。

富士山の伏流水と製紙産業が織りなす、紙の香りがほんのり漂う工業都市。

かつて都市対抗野球大会で優勝、黒獅子旗を獲得した“東海の暴れん坊”と呼ばれたチームを

生んだ野球が盛んな街でもある。


その富士市のはずれ、

かつて東西の電圧を分断した歴史の境界・富士川のほとりにそびえたつ

「国家特務戦隊ヒロイン中央研修複合学習センター・富士川分室」。


今日ここで――

国家規模で一切意義のない裁判が結審しようとしていた。



裁判長を務めるのは波田司令長官。

検事役は綾乃、弁護人は隼人司令補佐官。

そして被告席には――

柳ヶ瀬の帝王こと、葛城正男まさにゃん


キャバクラでの大ボラ、

ヒロインたちへの侮辱発言、

嘘八百の武勇伝。


もはや擁護の余地はほとんどない。


裁判長・波田が重々しく告げた。


「では……判決を言い渡す。

被告人・葛城正男……その罪、極めて重い。」


被告席でまさにゃんが震える。


「よって――

炭焼きレストラン店での『三ケ日みかんパフェ』、5回抜きとする!」


法廷に衝撃が走る。

ざわめき、どよめき、そして――爆笑。


美月「あかん、そら重すぎや!」

彩香「鬼畜の所業やで。それ、死刑の一歩手前やんけ!」

綾乃「この世に生まれたことが悔やまれるレベルどすなぁ」


戦隊ヒロイン総立ちでガッツポーズ。

“極刑に等しい判決”が下された瞬間だが

隼人司令補佐官がすっと立ち上がった。

背筋は真っ直ぐ、声は涼やかで穏やかである。


「裁判長。

三ケ日みかんパフェの“5回抜き”は……

人道的観点から、あまりにも過酷です。

被告には反省の色もございます。

どうか――せめて3回抜きに……」


美月「隼人様ぁぁ!やさしさの塊!」

綾乃「誠に慈悲深いお方どすなぁ」

彩香「惚れてまうやろ…いや惚れてるけども!」


波田司令長官は目を閉じ、長い沈黙の末……うなずいた。


「よかろう。

『三ケ日みかんパフェ3回抜きの刑』に減刑する。

なお、上告は認めない。」


まさにゃん、ガックリ膝をつく。


「うぅ……三ケ日みかんパフェ……パフェだけは……」


ヒロインたちの拍手喝采の中、

国家的に必要ゼロの裁判は幕を閉じた。


次回

**《三ケ日みかんパフェ・刑執行編》**へと続く

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