偽善の仮面 ― ジェネラス・リンク
かつて、弱者の権利を守ると謳い、日本全国に拠点を広げた「国際人道連帯機構〈ジェネラス・リンク〉」。公式には難民支援、女性や子どもの保護、刑罰制度の改善、環境保全に取り組む非営利団体とされていた。
しかし、その裏の顔は、国家の基盤を蝕む寄生虫そのものであった。
表の慈善活動の陰で彼らが手を染めていたのは、違法薬物の製造と流通、人身売買、臓器ビジネス、そして政財界の癒着による情報操作と世論誘導。慈善という仮面をかぶったその組織は、法の網を巧みにすり抜けながら、人々の「善意」を食い物にしていた。
そしてその背後には、巨大通信企業〈コアリンク・ホールディングス〉の影があった。
最先端の通信インフラを武器に、全国の個人情報や位置データ、通話記録を密かに収集し、反抗分子を特定。監視網とプロパガンダを用いて、「敵」を世間から孤立させ、社会的に抹殺する術さえ持っていた。さらに、与党幹部や大物議員までもが支援者として名を連ね、国家の正義すらも私物化していた。
「私たちは弱者の味方です」とメディアの前で微笑む彼らの瞳の奥には、冷徹な計算と支配欲が燃えている。
この組織に狙われた者は、いつの間にか「加害者」に仕立て上げられ、世論から糾弾され、消されていく。
だが、彼らが忘れていた存在があった――
怒れる“河内魂”を胸に、真の正義をその手に掲げる戦隊ヒロイン、赤嶺美月である。
「偽りの善意は、ウチがぶっ潰す!」
その声が、欺瞞に満ちた社会に風穴を開ける。




