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【10万PV 百合小説】白百合の満開 ― 運命に咲く禁断の花【ヴィジュアル・ドラマチック・ノベル】  作者: 泉水
第3部 最後は愛がすべて

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第96話 藤の蔓と鈴蘭の鈴 ― 静かな癒しの交花


白百合文化財・伝統芸能保存財団の「花の間」は、今日も柔らかな藤色の照明に包まれていた。

部屋の中央に置かれた円形の寝台は、純白のシーツが新しく敷かれ、淡い香りのお香が静かに焚かれている。

立ち合いはカンナただ一人。政府の職員も大守り人ペアも今日は不在だった。

ひよりと詩織の訓練は、静かで、深い癒しを重視したものになると決まっていた。

藤花 ひよりは小柄で可憐な体を少し縮こまらせ、淡い藤色の髪を肩に流して立っていた。

紫苑の瞳には、もう1年前のトラウマの影はほとんど残っていなかった。

鈴蘭 詩織は水色のショートボブを軽く整え、メガネを外した素顔で、優しくひよりを見つめていた。

清楚で知的な瞳が、今日も穏やかな光を湛えている。

カンナは壁際に立ち、静かに声を掛けた。

「今日は二人だけの時間にしよう。

 ひより……詩織……。

 満開はまだ失敗しているけれど、二人の適性は間違いなく一級だ。

 近いうちに、必ず成功するレベルまで来ている。

 今日はその過程を、焦らず、丁寧に積み重ねてほしい」

ひよりは小さく息を吐き、詩織の手をそっと握った。

「詩織……今日は、ちゃんとあなたの気持ちを感じたい。

 私が昔、咲良さんとの儀式で傷ついたトラウマ……もう、ほとんど癒えたわ。

 あなたの鈴蘭の粒子が、私の藤の蔓を優しく解いてくれたから」

詩織はメガネを完全に外し、ひよりの頰に自分の手を当てた。

「ひよりさん……私も、ひよりさんと一緒にいたい。

 先輩として守ってあげたいのに、逆に癒されている。

 今日は、ゆっくり……心も体も、全部重ねましょう」

二人はゆっくりと衣服を脱ぎ、全裸になった。

ひよりの小柄で儚げな体と、詩織の清楚でスレンダーな肢体が、柔らかな光に照らされる。

まずは芽吹きの段階。

二人は向かい合い、指先を絡め、額をそっと寄せた。

息を合わせ、互いの鼓動を感じ合う。

「ひよりさんの温もり……優しい……」

「詩織の匂い……鈴蘭みたいで、落ち着く……」

淡い藤色の粒子と水色の粒子が、ゆっくりと舞い始めた。

カンナは静かに見守りながら、心の中で二人を労った。

(よくここまで来た……トラウマを乗り越えて、本当に頑張ったわ……)

やがて開花へ。

二人は唇を重ね、優しいキスから始めた。

舌を絡め合い、唾液を優しく交換しながら、胸を寄せ合う。

ひよりの小さな乳首が詩織の胸に触れ、詩織の指がひよりの背中を優しく撫でる。

「ん……詩織……舌が……柔らかくて……」

「あっ……ひよりさんの唇……甘い……もっと、深く……」

キスは長く続き、二人の手が互いの腰を引き寄せ、肌を密着させる。

粒子が少しずつ増え、部屋に藤色と水色の幻想的な光が広がった。

カンナの声が静かに響く。

「いいわ……焦らないで。

 二人の適性は本当に素晴らしい。

 ひよりの蔓は優しく包み、詩織の鈴は穏やかに響く……

 このバランスが、必ず満開に繋がる」

開花の段階が深まると、二人は自然と交花へと移った。

詩織がひよりを優しく寝台に横たえ、自分の体を重ねた。

横向きの密着姿勢で、互いの秘部に指をゆっくりと伸ばす。

詩織の細い指が、ひよりの花弁を優しくなぞり、一本、二本と挿入した。

内部を丁寧に掻き回し、敏感な壁を優しく刺激しながら、親指でクリトリスを円を描くように擦る。

「ひよりさん……ここ、熱くなってきてます……

 私の指、気持ちいいですか?」

「んっ……詩織の指……優しくて……奥まで……あっ……」

ひよりも詩織の秘部に指を挿入し、二人は同時に愛撫を始めた。

動きは激しくなく、互いの反応を確かめ合いながら、ゆっくりと深めていく。

「詩織……あなたの内部……温かくて……締まって……気持ちいい……」

「あんっ……ひよりさんの指も……いいところに……はあっ……」

二人は時折体位を変え、69のような形で互いの秘部に顔を埋めた。

詩織の舌がひよりのクリトリスを優しく舐め、ひよりの舌が詩織の内部を丁寧に探る。

愛液の音が静かに響き、粒子がさらに増幅される。

カンナは静かに息を飲みながら、二人の成長を噛みしめていた。

(ひより……本当に強くなった。

 トラウマを乗り越えて、ここまで詩織を信頼できるなんて……

 詩織も、ひよりを優しく包み込んでいる……素晴らしい……)

交花は長く続き、二人は何度も体位を変えた。

側位で密着し、指と舌を同時に使いながら、互いの耳元で愛を囁く。

「ひよりさん……愛しています……

 あなたの蔓に絡まれてもいい……一緒に咲きたい……」

「詩織……私も……あなたを愛してる……

 あなたの鈴の音が、私の心を優しく響かせる……」

粒子が激しく舞い上がり、藤色と水色の光が部屋を美しく埋め尽くした。

大守り人ペアの微粒子が、遠くから静かに後押しするように二人を包む。

やがて、二人は自然と花芯合わせの準備へ。

足を絡め、花芯をそっと重ね、ゆっくりと腰を動かし始めた。

まだ同時絶頂には至らないが、二人の適性は確かに一級。

近いうちに必ず成功するレベルまで来ていた。

「んっ……詩織……花芯が……重なってる……熱い……」

「あっ……ひよりさん……一緒に……感じて……」

腰の動きが少しずつ激しくなり、花芯同士が優しく、しかし確実に擦れ合う。

粒子が爆発的に増え、部屋全体が幻想的な光に包まれた。

カンナは静かに立ち上がり、二人の元へ歩み寄った。

彼女は二人が絶頂の余韻に浸っている最中、優しく声を掛けた。

「ひより……詩織……よく頑張ったわ。

 満開はまだ失敗したけれど、二人の適性は間違いなく一級。

 近いうちに、必ず成功するレベルまで来ている。

 特にひより……トラウマを乗り越えて、ここまで詩織を信じられるようになったこと……

 本当に、よく頑張った。

 詩織も、ひよりを優しく包み込んで……素晴らしい癒しの力よ。

 私は……二人を、心から誇りに思う」

カンナの声は温かく、指導者としての厳しさと、母親のような優しさが混ざっていた。

ひよりは涙を浮かべながら詩織を抱きしめ、詩織はひよりの背中を優しく撫でた。

「カンナ先生……ありがとうございます……」

「これからも……一緒に、満開を目指しましょう」

カンナは静かに微笑み、二人の頭を優しく撫でた。

花の間は、藤色と水色の優しい粒子で満たされていた。

満開はまだ先だが、二人の絆は確かに、着実に深まっていた――。


挿絵(By みてみん)


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