第134話 新入生を迎えて
四月。新年度の始まり。
白百合女学院の正門前は、新入生と保護者で賑わっていた。
桜良は新生徒会長として、紡や詩織、紫苑、あかりと共に新入生を迎える挨拶に立っていた。
「皆さん、白百合女学院へようこそ。
私は生徒会長の白百合 桜良です。
この学園で、あなたたちの花が美しく咲くことを心より願っています」
新入生たちは、桜良の気高い姿に目を輝かせていた。
その中に、数人の特に光の強い子たちの姿があった。
彼女たちは、これから白百合家の血筋や協力家系の少女たちと共に、新たな守り人候補として育っていくことになる。
放課後、生徒会室では新たなメンバーが集まっていた。
桜良が皆を見回し、静かに言った。
「今年は特に、レイラインの安定が重要になります。
私たち生徒会が中心となり、中守り人の増員と、新たな候補生の指導を進めていきましょう」
紡が隣で頷いた。
「はい、桜良さん……
私も、精一杯お手伝いします」
詩織は眼鏡を軽く押し上げ、冷静に提案した。
「新入生の中から、適性のある子を早期に発見して、個別指導を始めた方がいいと思います」
紫苑は妖艶に微笑みながら言った。
「面白くなりそうですね……」
あかりは元気よく手を挙げた。
「私もがんばるよ! 新入生のみんなと仲良くなりたい!」
桜良は皆の顔を見て、静かに微笑んだ。
「ありがとう。
これから、また新しい物語が始まるわね」
窓の外では、桜の花が満開に咲き誇っていた。
新入生を迎え、物語は再び動き始めていた。
満開を果たした者たち、
これから満開を目指す者たち、
そして世界のレイラインを守るという大きな使命。
白百合の花は、静かに、しかし確かに、次の春を約束するように咲き続けていた。




