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終-5 その先に
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それから、約半月後。
律と紅悠は、村で小さな結婚式を挙げた。
村中の民が祝福に駆け付け、二人は宴を開いてもてなした。
圭は家族とともに、孫を腕に抱いて挨拶に来てくれた。村の子供たちは、この日のために花を摘んで冠を作ってくれたようで、律と紅悠が頭に載せると、大喜びではしゃいでいた。
弦は異様に酒に強いらしく、村人から次々に酒を注がれては上機嫌で飲み干していた。そんな弦の周りでは酔いつぶれる男たちが続出し、凛がしかりつけながらも介抱していた。
賑やかな祝いの席。宴が終盤に差し掛かるまで、律と紅悠は何度も互いに顔を見合わせては、微笑み合っていたという。
季節は既に、初夏へと移ろい始めていた。
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