ep.693 階層(レイヤー)の咆哮、銀河の涙は虹に輝く
「にゃうにゃあ!これなのです!この『剥いても剥いても新しい主人公が出てくる』圧倒的な多層感!これぞ銀河のゴールデンタイムに相応しい、玉ネギ新人君の真の姿なのですー!!」
咲姫がスタジアムのメインカメラを最大出力で回すと、巨大要塞の爆炎の中から、白銀に輝く多層装甲を纏った玉ネギ新人がゆっくりと浮上してきました。
●玉ネギ新人の全盛スペック
時給:
不安定な天文学的数値小数点位置が常に高速移動(15.0...←→0.0...15)することで、存在自体が物理法則から解脱。敵の攻撃は「層」を一枚剥ぐだけで、中からさらにフレッシュな新人が現れる無限防御。
必殺:
銀河催涙香味
「……僕を、安物だと笑ったね。……その涙で、自分の罪を洗ってください」 彼が身に纏う層から溢れ出す香気は、敵の鼻腔を焼き、魂の最深部を刺激して強制的に「感謝の号泣」を誘発させる。
「ひ、ひぎィィィ!あいつの時給ログが、僕のタブレットの中でビッグバンを起こしてるニャ!15NkQと15兆NkQが1秒間に一億回入れ替わって、経理システムが蒸発したニャーー!!」
猫二の悲鳴がスタジアムに響く中、玉ネギ新人は奪取した「万能スパイス・コア」を高く掲げ、スタジアムの巨大鍋へと急降下しました。
●全員参加:銀河香味スタジアムの総力戦
「さあ皆さん!最後の大仕上げなのです!略奪者たちの要塞を、この鍋の『フタ』にするのですー!!」
雷電(建築横綱):
「がははは!いいフタだ!『横綱張り手・圧力鍋締め』!!」
雷電が要塞の残骸を巨大鍋の上に叩きつけ、張り手で完全密封。内部の圧力を銀河レベルまで高めます。
ナットクリスタ(菌類種):
「……ふむ。玉ネギ新人の層から漏れる香気……。これが私のキノコと混ざり合い、禁断の『発酵爆発』を起こす……。……完成だ」
ハヤテ&騎士:
「……0.001秒で味を均一に攪拌。……完了」
「……断空・香味十字斬。……具材の細胞を、宇宙の果てまで開放したぞ」
●結末:巨龍の覚醒と、銀河への「はい・よー!」
「万能スパイス・コア」と玉ネギ新人の「層」が溶け込んだ虹色のスープ。それを一口飲んだ銀河香味龍は、ついにその真の姿を現しました。
龍の背中の石長族(岩)がオリハルコンを超えてダイヤモンドのように輝き、口からは火ではなく、全銀河の空腹を癒す「香味のオーロラ」が吹き出します。
「はーーーい・よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーん!!」
その咆哮は、銀河美食商事の残党を遥か彼方のブラックホールまで吹き飛ばし、同時に惑星「はい・よー」を、銀河一の「美食の聖地」へと変貌させました。
【今回のリザルト】
玉ネギ新人:
時給「測定不能(インフレとデフレの超重なり合い)」として、ギルドの歴史に名を刻む。
拠点:
香味スタジアムが銀河のランドマークに。
うさちぁん:
「あはは、最高の肴だねぇ。果林、この虹色のスープをベースにした『特製ネギ割り酒』を一杯頂戴」
果林:
「承知いたしました。……あ、猫二様。今回の戦争損害賠償、龍の鱗を一枚売却して相殺しましたので、残り15円(0.00...15NkQ分)だけあなたの口座に振り込んでおきました」
猫二:「……ひぎィ……。……もう、何も怖くないニャ……(昇天)」
咲姫のカメラが、勝利に沸くスタジアムと、その中心で(時給が安すぎて)少し透き通りながらも満足げに笑う玉ネギ新人を捉え、新章の幕は華やかに閉じられるのでした。
「はい・よー! 次の撮れ高も、逃さないのですー!!」
猫二、借金完済できてよかったね




