ep.683 銀河香味スタジアム:サキニウム・ドームの鼓動
「にゃうにゃあ!決まったのです!ここを、ただの貯蔵庫にはしないのです!全銀河が熱狂し、胃袋を震わせる『香味スタジアム』に作り変えるのですー!!」
咲姫が発掘されたばかりの紫に輝くサキニウムを高く掲げると、その輝きに応じるように広場の空気が高揚感で震え出しました。
「スタジアムだとぉ!?がははは、いいじゃねえか!俺様の張り手建築、観客がいねえと力が入らねえからな!」
雷電が吠えると、建設はもはや「拠点の拡張」ではなく「聖域の創造」へと変わりました。
【香味スタジアム:重層構造設計図】
中央:オリハルコン土俵。雷電が「白」を張り手で叩き固め、銀河一硬い調理土俵を完成。中央には騎士が削り出した「巨木の柱」が四方に立ち、咲姫専用の撮影クレーンが自在に舞う。
観客席:ミスリル・テラス斜面を掘り下げ、緑を骨組みにした観客席を配置。ナットクリスタの菌類が適度に湿度を保ち、観客は常に「いい匂い」の中で観戦できる。
地底:ダークオリハル。氷室(キンキンVIPルーム)スタジアムの真下に掘られた巨大な空洞。黒の断熱性能により、外がどんなに熱くても内部はマイナス180度。冷えたお酒を飲みながら土俵を見上げられる「覗き窓」付き。
音響:サキニウム・スピーカー。紫の特性を活かし、咲姫の「美味しい!」という叫びや、雷電の「張り手」の音を、惑星中に香味の波動として拡散させる。
「……計測不能。このスタジアムの熱気、惑星『はい・よー』の自転速度を0.0001秒加速させている。……だが、心地よいリズムだ」
ハヤテが光速でサキニウムの配線を繋ぎ終えると、スタジアム全体が紫と白の光に包まれました。
「あはは、これなら酒樽を何百個置いても大丈夫そうだねぇ。果林、私はあっちのオリハルコン特等席で、最初の『実演』を待ってるよぉ」
うさちぁんが酒杯を掲げると、その隣でネギ新人が震えながら自分の掌を見つめていました。スタジアムから放たれる「サキニウム(紫)」の波動が、彼の「余白」を激しく叩いていたのです。
「……ううっ。この紫色の光を浴びるたびに、僕の時給表示が『150,000』とか『2,200,000,000』とか、見たこともない桁数で点滅し続けてます……!壊れちゃう、僕の余白が壊れちゃうですよ!!」
「ひぎィィィ!予算の神様、どうかあいつの時給を止めてニャーー!!スタジアムの建設費だけで、僕の来世までの給料が前借りされてるんだニャーー!!」
猫二の絶叫がスタジアムの音響システムで増幅され、銀河の彼方へと響き渡りました。
【現在の状況】
スタジアム完成:火、出汁、香味、そして建築と金属が融合した、惑星最大の「お祭り会場」が誕生。
ネギ新人:サキニウムの波動により、時給の「余白」が臨界点(覚醒前夜)に。
伝説の金属(?)は盛大に使うのです♪




