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USasf.27:第二十一星域『汗臭要塞スエット・スティンク』~全宙域を包む汗蒸気と猛烈異臭トラップ、特製・超清涼ミントミスト&消臭アロマメイドお給仕作戦なのです!~

一、全宙域を襲う「猛烈な汗蒸気と強烈な臭気」


保養惑星『パンプキン・ラグーン』で秋の味覚BBQを堪能し、シックなメイド服と執事服へ身を包んで心機一転跳躍したToL宇宙艦隊。


帝国本星を眼前に控えた残り三個の激戦区、第九関門となる第二十一星域へ躍り出た瞬間、宙域全体を覆う黄色く濁った謎の「汗蒸気」と、目と鼻を激しく刺す強烈な「ドロドロの男臭・体臭・激臭」が艦隊を襲った!


「はわわっ!?お空がすっごく臭くて目がチカチカしちゃうよぅ~!?ぴょん……!せっかくの可愛いメイド服に、すえた汗の匂いがついちゃうよぅ~!お酒の味が分からなくなっちゃうよぅ~!?」

フリル付きのキュートなメイド服を着たうさちぁんが、お酒のボトルを抱えながら鼻をキュッとつまんで顔を歪ませる。


「報告」

クラシカルなロングメイド服を完璧に着こなしたアリスが、割れたメガネをサッと拭いながら眉をひそめて告げる。


「第二十一星域『汗臭要塞スエット・スティンク』に進入。敵は「汗(多湿・皮脂)」と「匂い(芳香麻痺)」と「臭い(劇物異臭)」の三重悪臭兵装を展開する双臭将軍『スエット&スティンク』率いる汗臭艦隊です。強烈な蒸散汗粒子と激臭波により、本艦隊の空気清浄装置をオーバーヒートさせ、クルーの戦意喪失を狙っています」


『ウハハハ!嗅げ!悶絶せよ!我が汗と汗臭さの結晶に平伏せよ!』

『十日間真夏の甲子園で着続けたユニフォームの如き我が劇物臭の前に、お上品なメイドどもなど失神して倒れるがよい!』

要塞から放たれたドロッとした汗の波浪と激臭ミストがToL艦隊を飲み込み、前衛の『さーもんっ型重巡洋缶』の換気ダクトから侵入してブリッジ全体の視界を黄色く染めていく!


「体育館の部室を100倍濃縮して宇宙空間に撒き散らしたような最悪の異臭兵器投下してくんじゃねぇぇぇ!!」

ビシッと決めた黒の3ピース執事服姿の猫二が、鼻をハンカチで押さえながらブチ切れて絶叫した!


「せっかくの執事服に加齢臭と汗臭さが染み付いたらどうすんだよ!!消臭スプレー100本あっても足りねぇぞ!!何が『十日間着続けたユニフォーム』だ、さっさと洗濯して乾かせバカ野郎!!」

(今のツッコミ:間……100点、声の張り……200点、異臭への殺意……500点!……くそっ、執事服のシルクの襟元にまで汗臭い湿気がまとわりついて気持ち悪いんだよゥゥゥ!!)



二、汗と臭いなら『ミント』と『消臭アロマ』でお給仕するのです!


『汗臭要塞スエット・スティンク』の猛烈な汗蒸気がToL艦隊のエアフィルターを目詰まりさせ、ブリッジの温度と湿度を不快に跳ね上げていく。


「ふにっ?こんなにムシムシして臭いなら……スッと冷たいミントのハーブティーと、お部屋をいい香りにするアロマでお給仕してほしいねぇ~」

うさちぁんがメイド服のスカートをパタパタと仰ぎながら、鼻を真っ赤にしてぽつりと呟いた。


「……ん?冷たいミント……お部屋のアロマ……?」

神社風御神木玉座改め、特製・メイドサロン風ローゼット玉座で、ミントの葉を鼻に突っ込んで耐えていた咲姫がピクッとウサ耳(概念)を立てた!


「そうなのです!汗臭くてギトギトのお部屋(宙域)には、お掃除と消臭の極上お給仕が一番なのです……!新造艦『なしっ型補給缶』より『宙域丸ごと超・清涼ウルトラミントミスト&極上ローズアロマ消臭液』を噴射して、不快な汗と劇物臭をぜんぶ「極上の爽やかサロン空間」に変えて爽快にお祓いしてしまうのです!」


「……はぁぁぁぁぁ!!???」

懐中時計を胸ポケットから落としそうになりながら猫二が絶叫した。


「ミントミストと消臭アロマお給仕だぁ!?敵の誇る劇物級の汗臭トラップを、高級アロマサロンの空気清浄に相転移させる気か!!?」

「ふふん!咲姫たちメイド隊にお掃除できない汚れと悪臭はないのです!」

咲姫はフリルいっぱいのメイド服の裾を軽やかに持ち上げ、金の鈴を清らかにシャンと鳴らした!


「サヨ!カヤ!なしっ型補給缶の水分供給ラインを全開!ナノペパーミント清涼水と最高級薔薇アロマ消臭液を全宙域へ高圧噴霧するのです!」



三、概念爆破:宇宙規模の『爽快ミント&アロマお給仕お掃除』開幕!


「任せてちょうだい、咲姫お嬢様!」

メイド服姿のサヨとカヤが『なしっ型補給缶』の超高圧バルブを開放した!


「カヤちゃん特製の『超・冷却氷結ミント』と『天然アロマ消臭オイル』ドバドバ噴射よ!」


ドバババババババババッ!!!!


『なしっ型補給缶』の巨大給水口から放たれた極上の清涼ミントミストとローズアロマが宙域全体へ瞬く間に拡散!黄色く濁っていた激臭の汗蒸気は、ミントの持つ強力な殺菌・除菌・消臭効果によって一瞬で分解・無臭化され、さらに冷涼なミント成分が宙域の不快な高熱と湿度を劇的に冷却!


ジュワァァァァァン……!


『な、何事だ!?我が誇る十日間熟成の汗蒸気と劇物臭が……一瞬で清々しいハーブと甘美なローズの香りに上書きされていく……!?不快な湿気が爽やかな冷気へと清浄されていく機能だとーー!?』

将軍スエット&スティンクが目玉をひん剥いた!汗・匂い・臭いの不快系三重ギミックは、咲姫たちの繰り出した超・消臭お給仕兵装によって完全に「爽快感あふれる極上アロマサロン空間」へと替えた!宙域全体から冷たく澄んだミントとエレガントな薔薇の香りが漂い始めた!


「バウッ!(不快な汗臭の完全無臭化&極上アロマ空間清浄完了だワン!鼻がスースーしてとっても気持ちいいワン!)」

赤い蝶ネクタイを締めたわんわんがアナライザーを叩いて大はしゃぎする。


「部室の汗臭さを高級アロマサロンの清涼ミストで根こそぎ消臭しやがったァァァァ!?」

猫二が爽快なハーブの香りが満ちる宙域を見上げながら、キレのあるツッコミを叩き込む!



四、汗臭要塞の「爽やかに清浄完食」と第二十一の星の消滅


「お部屋のお掃除(お祓い)の仕上げなのです!新造艦『くりっ型突激艦』群、および『さーもんっ型重巡洋缶』お給仕フル火力で一斉射なのです!」

すっかり除菌・清涼化されて爽やかな空間となった要塞『スエット・スティンク』に向けて、咲姫の号令とともに無人の栗型バルーン特攻艦群が一斉突撃!さらに『さーもんっ型重巡洋缶』から『ねぎっ式長距離ミサイル』と『もろこしっ式近距離弾幕』が雨あられと放たれた!


ドガガガガガガガガァンッ!!!!


清々しいミントの香りが包み込む中、無数の栗バルーン爆弾が要塞内部で一気に破裂・大爆破!要塞『スエット・スティンク』はゴミ一つ残さず綺麗サッパリとお祓い・消滅せしめられた!


『おのれぇぇぇ!我が絶対の汗臭さと異臭が、アロマサロンの爽やかなお掃除お給仕に負けるとはぁぁぁぁ!!』

将軍スエット&スティンクの絶叫がミントの清涼な風の中に消え去り、第二十一星域は完全にお祓い・制覇された。


チリンチリーン♪


《Saki-Economy》モジュールが作動。


「収益:85,000,000,000NkQ獲得ですわ♪特製ミント消臭ミストの宇宙ライセンス料で大儲けですの♪」

エレガントなメイド服のアリシアが、ポケットから取り出したそろばんをパチリと弾いて微笑む。


「ふぅ、すっきり爽やかでお鼻も喜んでいるのです♪大勝利なのです!」

咲姫がフンスと胸を張り、メイド服の裾を揺らして金の鈴をシャンと鳴らす。


「はわわ~っ!お鼻がスースーしてお酒の香りがすっごくよく分かるよぅ~!カンパーイ!ぴょん!」

メイド服のうさちぁんが酒樽からお酒をぐびぐび煽り、ゲラゲラと笑っている。


「……はぁ……はぁ……」

黒の執事服を整えながら、ミントの香風の中で胸を撫で下ろす猫二。


「汗と異臭をミントとアロマで消臭するなんて……もう環境衛生学も気象学もめちゃくちゃだ……だがまあ、不快な臭いで失神しなくなっただけマシか……」


「報告」

アリスが胸元のリボンを直しつつ淡々と言う。

「第二十一星域突破。第二十二星域への跳躍準備完了」


「よし!この勢いのまま、次の怪しいお星さまもお給仕してお祓い撃破するのです!」「おーっ!!」

ToL宇宙艦隊は、澄み切ったミントと薔薇の香りを宇宙に残して、第二十二の要塞星域(帝国本星前ラスト2)へと跳躍していった。

帝国本星まで、あと二個の星域――!

着想は、電車で帰宅中に遭遇した強烈な臭いを発する人。(汗?体臭?)

vs

香水がきつ過ぎて、近寄りたくない人。

仕事中なら気にしないのですが、流石にそれ以外は無理でした。。(即、別車両へ)

僕自身もそうでないのか?というのもあるので制汗スプレーと汗拭き用ボディシートは欠かせません。

※しっかりと生きてます!という証拠でもあるので体臭の方はいいんですが‥

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