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USasf.26:要塞星域の中間休息(後編)~秋の味覚満喫BBQで挑む帝国本星前夜なのです!~

一、保養惑星『パンプキン・ラグーン』の特大バーベキュー大会なのです!


新造艦「くりっ型」「さーもんっ型」「なしっ型」の追加と全艦艇の修繕を終え、ToL宇宙艦隊の面々は保養惑星の美しいラグーンの砂浜に集まっていた。


「じゅーじゅーなのです!熟成サーモンのホイル焼きと、特大さつまいもの丸焼きがホクホクに焼き上がったのです!」

咲姫がトングを片手にフンスと胸を張り、大網の上でジュージューと音を立てる秋の味覚をドヤ顔で見つめる。


「はわわ~っ!炭火で香ばしく焼けた秋刀魚と、冷え冷えの梨カクテルの組み合わせが最高すぎるよぅ~!おかわりー!ぴょん!」

うさちぁんがお酒の樽をかたわらに置き、焼き魚を頬張りながら満面の笑みでビールジョッキを掲げる。


「サヨちゃん、こっちの特製マロンだれに漬け込んだお肉も焼き上がったわよ!」

「わーいカヤちゃんありがとー!みんな、どんどん食べてスタミナつけるわよー!」

サヨとカヤが手際よく焼肉と焼き野菜を配り、わんわんも「バウッ!(お肉柔らかくて美味しいワン!)」と大はしゃぎで肉にかぶりついている。


「ふふ、極上の熟成肉と新鮮な野菜……このBBQのセット販売権だけでもかなりの利益が見込めそうですわね♪」

アリシアがソロバンを弾きつつ、トロけるようなカルビを優雅に口へ運ぶ。


「……はぁ……久々にまともなメシ食って、まともな空気を吸った気がするぜ……」

浜辺の長椅子で網焼きの香ばしい煙を浴びながら、冷えたお茶を飲む猫二。


「赤錆だらけでボロボロだった船もピカピカになったし、胃袋も満たされた。これでようやく次の死線を超えられそうだな……」


「報告。全クルーの疲労度回復率99.8%。明日からの作戦行動に向け、英気補給は極めて順調です」

アリスが静かに頷き、夜空に浮かぶ第二十一の要塞星域を見上げた。


宴は夜遅くまで続き、秋の味覚と旨い酒に包まれたクルーたちは、明日からの過酷な戦いを前に最高の休息を噛み締めるのだった。



二、翌朝~新たな装い!クラシカル・メイド&執事モード発動なのです!~


翌朝、爽やかな朝日が『パンプキン・ラグーン』の海面を照らす中、ToL艦隊のブリッジに集まった面々の姿は、一変していた。


「お給仕の準備はバッチリなのです!ご主人様ぁ~をお祓いして差し上げるのです!」

神社風の巫女服から一転、咲姫が身に纏っていたのは、フリルとレースが贅沢にあしらわれたシックで可愛らしいクラシカル・メイド服!頭にはフリル付きのホワイトブリム(ナースキャップ風メイドヘッドドレス)がちょこんと乗っている。


「はわわ~っ!?エプロンのフリルがヒラヒラしてて、お給仕さんみたいで恥ずかしいよぅ~!でもお給仕中もお酒は飲んでいいんだよねぇ……?ぴょん!」

うさちぁんもミニ丈のキュートなメイド服に身を包み、大きなリボンを揺らしながらお酒のボトルをトレイに乗せて首をかしげている。


「ご機嫌よう、お坊ちゃま♪給仕も戦闘も完璧にこなしてみせますわ♪」

アリシア、サヨ、カヤ、そしてアリスまでもが、それぞれの個性に合わせた洗練されたメイド服を着用し、ブリッジの華やかさは極限に達していた。


そして――「……なんで俺まで服が変わってんだよ!!???」黒烏帽子と神主服を脱ぎ捨てさせられ、ビシッと仕立て上げられた黒の『3ピース・ツイル執事服タキシード』を身に纏った猫二が、白い手袋をはめた手で自分の胸元を指差して絶叫した!


「神主からいきなり黒執事に転職かよ!!胸ポケットに懐中時計まで入ってんじゃねぇか!!これ着てツッコミ入れろってのか!!?」

(今のツッコミ:間……100点、声の張り……200点、着こなし……300点!……くそっ、無駄にピッタリサイズで動きやすいのが余計に腹立つんだよ!!)


「ふふん!神主の次は執事として、咲姫お嬢様をバッチリサポートするのです!」

咲姫がメイド服のスカートの裾をちょこんと持ち上げ、優雅にお辞儀をしてみせた。


「バウッ!(おいらも蝶ネクタイ付きの執事犬だワン!似合うワン?)」

わんわんも首元に赤い蝶ネクタイを締め、ビシッと背筋を伸ばしている。


チリンチリーン♪


《Saki-Economy》モジュールが作動。


「新衣装『メイド&執事セット』ブロマイド展開による売上予想:80,000,000,000NkQ獲得見込みですわ♪」

アリシアがメイド服のポケットからそろばんを取り出し、パチリと弾く。


「報告」アリスが胸元のリボンを整えながら告げる。


「新造艦の配備完了。全艦艇、給仕……失礼、出撃準備完了しました。第二十一星域への跳躍が可能です」


「よーし!お腹もいっぱい、お洋服も新しくなって準備万端なのです!」

咲姫がメイド服の袖からプリンタクトを取りだし、高く掲げた!

「帝国本星まであと三個!怪しいお星さまを極上のお給仕でお祓いしてあげるのです!」

「「「おーっ!!!!」」」

メイド&執事服に身を包んだToL宇宙艦隊は、気品あるフリルのなびきとともに、第二十一の要塞星域へ向かって堂々と跳躍していった!

帝国本星まで、あと三個の星域――!

気分一掃です。水着→巫女→メイド

さぁつぎはどんな冒険が待っているのか?

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