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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: モカルドルラテ(ねこちぁん)
くのいち・咲姫・うさ・ランド

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USasf.23:第十九星域『渦泡要塞クラウド・サーモン』~梨のシャリシャリ水渦と秋刀魚の脂を吹き荒らす泡雲~略~トラップBBQ作戦なのです!

一、全宙域を巻き込む「無限の水渦とヌメリの泡雲」


第十八星域の砂鉄流砂を「マロン柿フルーチェ」へと相転移させ、甘く香ばしい秋の香りを宇宙に残して爆進するToL宇宙艦隊。


後半戦の第七関門となる第十九星域へ躍り出た瞬間、宙域全体を覆う果汁混じりの巨大な水流渦と、ヌメリを帯びた脂っこい泡雲が艦隊を包み込み、視界と船体制御を見事に奪い去った!


「はわわっ!?お空が洗濯機みたいにグルグル回って目が回っちゃうよぅ~!?ぴょn……ツルッ!泡雲でお酒の樽がヌルヌル滑って飛んでいっちゃうよぅ~!?」

紅白のミニ丈巫女服を着たうさちぁんが、注連縄が巻かれた酒樽に必死にしがみつきながら、泡だらけになって叫ぶ。


「報告」

アリスが割れたホログラムメガネを拭いながら静かに告げる。

「第十九星域『渦泡要塞クラウド・サーモン』に進入。敵は「梨(水渦・シャリシャリ弾)」と「秋刀魚(魚脂・ヌメリ泡雲)」を融合させた双極将軍『ナシ・サンマ』率いる渦泡艦隊です。シャリシャリの果汁渦で艦艇を削り、秋刀魚の脂を含んだ泡雲でセンサーと姿勢制御を麻痺させています」


『ギャハハハ!揉み洗いにされて死ね!』

『我が梨の水渦が削り、我が秋刀魚の脂泡が逃げ道を奪う!ギラギラに輝く秋の流体トラップの露と消えよ!』


要塞から放たれた極太の果汁水渦と脂っこい泡雲がToL艦隊を包み込み、前衛の『だいこんっ型巡洋艦』のスクリューとノズルを滑らせて旋回不能に追い込んでいく!


「シャリシャリした果汁の渦で削りながら脂ギトギトの泡で滑らせてくるとか、生臭くて回転効率の悪すぎる嫌がらせかましてくんじゃねぇぇぇ!!」

黒烏帽子に神主服姿の猫二が、全身泡まみれになりながら絶叫した!


「船体がヌルヌル滑って制御不能なんだよ!!このままだと神主服ごと魚の脂臭くなって洗っても落ちなくなるぞ!!梨のシャリシャリ感で装甲研磨しながら秋刀魚の脂でギトギトにするとか、味覚の暴力なんだよ!!」


(今のツッコミ:間……100点、声の張り……200点、ヌメリ耐性……500点!……くそっ、神主服の袖に秋刀魚の脂がついてギラギラ光ってるゥゥゥ!!)



二、果汁の渦とギトギトの脂なら『すだちポン酢』と『七輪炭火焼き』にするのです!


『渦泡要塞クラウド・サーモン』の脂泡雲と水渦がToL艦隊を飲み込み、船体をズルズルと滑らせていく。


「ふにっ?こんなにジューシーで脂が乗ってるなら……キュッと『すだち』を絞って、七輪で香ばしく焼いた秋刀魚と、食後の冷えた梨を食べたいねぇ~」

うさちぁんがお祓いされた酒樽の上で泡をぬぐいながら、ぽつりと呟いた。


「……ん?すだち……七輪……食後の梨……?」

神社風御神木玉座で、泡まみれのタオルの上でバランスをとっていた咲姫がピクッとウサ耳(概念)を立てた!


「そうなのです!脂が乗った旬の味覚には、さっぱりしたお祓いが一番なのです……!『宙域丸ごと超・酸味すだちポン酢&特大七輪炭火焼きロースター』を投入して、脂の泡雲をさっぱり洗い流し、秋刀魚と梨を「極上七輪炭火焼きセット」にして完食してしまうのです!」


「……はぁぁぁぁぁ!!???」

烏帽子を直しながら猫二が絶叫した。


「すだちポン酢と七輪だぁ!?敵の誇るヌメリ泡雲と果汁渦を、料亭の秋味フェアと炭火バーベキューにする気か!!?」


「ふふん!咲姫のお祓いポン酢にさっぱりできない脂はないのです!」

咲姫は大巫女服の袖をバサッと大きく翻し、金の鈴をシャンと鳴らした!


「サヨ!カヤ!れんこんっ型輸送艦より『特濃徳島産すだちポン酢果汁』と『極太備長炭ナノ熱線』を全宙域へ撒き散らすのです!」



三、概念爆破:宇宙規模の『秋刀魚と梨の秋味バーベキュー大会』開幕!


「任せてちょうだい、咲姫ちゃん!」

お祭り巫女姿のサヨとカヤが巨大バルブを開放した!

「カヤちゃん特製の『高酸味さっぱりすだちポン酢ミスト』と『赤々備長炭熱線』ドバドバ投入よ!」


ドバババババババババッ!!!!


『れんこんっ型輸送艦』から放たれた爽快なすだちの酸味ミストが宙域に展開されると、秋刀魚のギトギトした脂泡雲が一瞬で中和・乳化されてサラサラの極上タレへ変貌!さらに、備長炭熱線によって果汁の水渦は「程よく冷えた梨のジュレ」へと凝縮され、秋刀魚艦隊は備長炭の網の上で皮がパリッと香ばしく焼き上がった!


ジュワァァァァァン……!


『な、何事だ!?我が誇る脂の泡雲が……すだちの酸味で爽やかに中和され……!我が身が七輪の上で香ばしく焼き上げられていくーー!?梨の水渦がさっぱりしたお口直しのジュレに変えられているだとーー!?』

将軍ナシ・サンマが目玉をひん剥いた!渦と泡と雲の猛攻は、咲姫の持ち込んだすだちポン酢と炭火熱線によって完全に「すだちを添えた脂の乗った塩焼き秋刀魚&シャリシャリ梨ジュレの極上和食セット」へと変換!宙域全体から香ばしい焼き魚と爽やかなすだちの香りが漂い始めた!


「バウッ!(脂泡雲のすだちポン酢中和&全敵艦隊の七輪炭火焼き完了だワン!皮がパリッと香ばしいワン!)」

わんわんがアナライザーを叩いて大はしゃぎする。


「脂っこい泡雲をすだちで中和して七輪で香ばしく焼きやがったァァァァ!?」

猫二が香ばしい煙と爽やかな香りの漂う宙域を見上げながら、キレのあるツッコミを叩き込む!



四、渦泡要塞の「香ばしく完食」と第十九の星の消滅


「仕上げの大根おろしの粉雪お祓い(フィニッシュ)なのです!ぷりんっ型戦艦&破魔矢型さばっ型戦闘機隊、一斉照射なのです!」

ジュージューと旨味の脂を弾けさせる要塞『クラウド・サーモン』に向けて、咲姫が《プリン・オブ・プリンセス》の主砲『圧縮プリン・ビーム砲《Royal》』を発射!


ドガガガガガガガガァンッ!!!!


香ばしい煙とすだちの香りのなかで核を撃ち抜かれた要塞『クラウド・サーモン』は、煙とともに大爆発!第十九艦隊とともに美味しく完食・お祓いされた!


『おのれぇぇぇ!我が渦と泡の陣形が、すだちポン酢と七輪の炭火焼きにされるとはぁぁぁぁ!!』

将軍ナシ・サンマの絶叫が香ばしい煙の中に消え去り、第十九星域は完全にお祓い・制覇された。


チリンチリーン♪


《Saki-Economy》モジュールが作動。


「収益:68,000,000,000NkQ獲得ですわ♪旬の秋刀魚と梨の特選セットの売上益で大儲けですの♪」

超ミニ丈巫女服のアリシアが、金色のそろばんをパチリと弾いて微笑んだ。


「ふぅ、皮はパリッと身はホクホクで、最高の秋のお味だったのです♪大勝利なのです!」

咲姫がフンスと胸を張り、金の鈴をシャンと鳴らす。


「はわわ~っ!塩焼き秋刀魚とお酒の組み合わせが最高すぎて止まらないよぅ~!カンパーイ!ぴょん!」

巫女服のうさちぁんが酒樽からお酒をぐびぐび煽り、ゲラゲラと笑っている。


「……はぁ……はぁ……」

烏帽子を直しながら、香ばしい炭火焼きの余韻の中でぐったりとへたり込む神主姿の猫二。


「渦と泡と雲をすだちポン酢と七輪焼きにするなんて……もう海洋学も気象学もめちゃくちゃだ……だがまあ、生臭くなくなっただけマシか……」


「報告」アリスが淡々と言う。

「第十九星域突破。第二十星域への跳躍準備完了」

「よし!この勢いのまま、次の怪しいお星さまもお祓いして撃破するのです!」

「おーっ!!」


ToL宇宙艦隊は、炭火焼き秋刀魚とさわやかなすだちの香りを宇宙に残して、第二十の要塞星域へと跳躍していった。

帝国本星まで、あと四個の星域――!

秋刀魚美味しいですよね~

すだちできゅっと。

鍛〇〇または三〇盛を飲みながらだと更に美味しい。

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