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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: モカルドルラテ(ねこちぁん)
くのいち・咲姫・うさ・ランド

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USasf.20:第十六星域『生炎要塞パイロ・フォレスト』~木を生やして火を育てる相生(シナジー)の大炎上と、特製・超消火炭酸シロップ&焼き芋バーベキュー作戦なのです!

一、全宙域を焼き尽くす「無限可燃の激炎」


第十五星域の水と雷の相克を「あんかけ&たこ焼き」へと相転移させ、香ばしいソースの香りを宇宙に残して爆進するToL宇宙艦隊。


後半戦の第四関門となる第十六星域へ躍り出た瞬間、宙域全体を覆う巨木群と、それを燃料に猛烈な勢いで燃え上がる数十万度の白熱の炎が視界を埋め尽くした!


「はわわっ!?お空がキャンプ場みたいに燃え盛ってお顔がアチアチだよぅ~!?ぴょん……!お酒が熱燗になっちゃうよぅ~!?」


紅白のミニ丈巫女服を着たうさちぁんが、注連縄が巻かれた酒樽を抱えてアツアツと顔を真っ赤にしながら叫ぶ。


「報告」

アリスが割れたホログラムメガネを拭いながら静かに告げる。


「第十六星域『生炎要塞パイロ・フォレスト』に進入。敵は「木(燃料)」と「火(破壊)」の相生関係を極限まで高めた双相将軍『ドライアド&フレイム』率いる生炎艦隊です。木属性が無限に可燃性植物を生み出し、火属性の威力を永続ブーストさせています」


『ハッハッハ!燃えろ燃えろ!燃え尽きるがよい!』

『我が木々が火を育て、我が火が木々を活性化させる!相生そうじょうの無限エネルギーの前に灰と化せ!』


要塞から放たれた可燃性ツタがToL艦隊へ絡みついた瞬間、そこへ白熱の熱線が着弾!ツタを通じて一瞬で爆炎が爆発的に拡散し、前衛の『だいこんっ型巡洋艦』のバリアを焼き切っていく!


「木を生やして火の勢いを増すとか、理にかなった相乗効果シナジーを物理でかましてくんじゃねぇぇぇ!!」


黒烏帽子に神主服姿の猫二が、ダボダボの袖で顔を仰ぎながら絶叫した!


「燃え盛る木をそのままミサイルみたいに飛ばしてくるとか、宇宙規模の山火事じゃねえか!!消火器持ってきたところでどうにもならねぇよ!!神主服の裾まで焦げつきそうなんだよ!!」


(今のツッコミ:間……100点、声の張り……200点、熱気による滝汗……400点!……くそっ、神主服を着ててもアツいものはアツいゥゥゥ!!)



二、燃え盛る木と火なら『炭酸シロップ』と『焼き芋』にするのです!


『生炎要塞パイロ・フォレスト』の無限の炎がToL艦隊を包み込み、装甲を加熱していく。


「ふにっ?こんなにアチアチの薪がいっぱいなら、甘~い焼き芋を焼いたら美味しそうだねぇ~」


うさちぁんがお祓いされた酒樽の上で熱燗を啜りながら、ぽつりと呟いた。


「……ん?アチアチの薪……焼き芋……?」


神社風御神木玉座で、金の鈴付きプリンタクトを弄っていた咲姫がピクッとウサ耳(概念)を立てた!


「そうなのです!木が燃えて火が強いなら……『宙域丸ごと超・消火炭酸サイダーシロップ&熟成ナノさつまいも』を投入して、火力でぜんぶ「極上蜜焼き芋」にして美味しく完食してしまうのです!」


「……はぁぁぁぁぁ!!???」

烏帽子を直しながら猫二が絶叫した。


「炭酸シロップと焼き芋だぁ!?敵の誇る相生の無限爆炎を、炭酸ガスの消火作用と秋の味覚フェスティバルにする気か!!?」


「ふふん!咲姫のお祓いパワーに調理できない火炎はないのです!」

咲姫は大巫女服の袖をバサッと大きく翻し、金の鈴をシャンと鳴らした!


「サヨ!カヤ!れんこんっ型輸送艦より『超・冷却炭酸シロップ』と『ナノさつまいも弾』を全宙域へ撒き散らすのです!」



三、概念爆破:宇宙規模の『秋の極上焼き芋大会』開幕!


「任せてちょうだい、咲姫ちゃん!」


お祭り巫女姿のサヨとカヤが巨大バルブを開放した!


「カヤちゃん特製の『高圧二酸化炭酸サイダー』と『蜜湧きナノさつまいも』ドバドバ投入よ!」


ドバババババババババッ!!!!


『れんこんっ型輸送艦』から放たれたシュワシュワの炭酸シロップが宙域に展開されると、大量の二酸化炭素によって火の勢いが一瞬で鎮火・抑制!

さらに、燃え盛っていた巨大な木属性艦隊と可燃性ツタの中に、大量のさつまいもが包み込まれた!


ジュワァァァァァン……!


『な、何事だ!?我が燃え盛る火炎が炭酸ガスで鎮火され……残った熱がさつまいもにじっくり吸収されていく!?木々の薪が「焼き芋の炭火」に変えられているだとーー!?』


将軍ドライアド&フレイムが目玉をひん剥いた!


火と木の相生エネルギーは、咲姫の持ち込んだ炭酸シロップとナノさつまいもによって完全に「じっくり遠赤外線で焼く蜜焼き芋の熱源」へと変わる!宙域全体から甘くて香ばしい焼き芋の匂いが漂い始めた!


「バウッ!(火炎の遠赤外線加熱変換&全敵艦隊の焼き芋包囲完了だワン!ねっとり甘く焼き上がったワン!)」

わんわんがアナライザーを叩いて大はしゃぎする。


「相乗効果の炎を焼き芋の遠赤外線調理に使いやがったァァァァ!?」

猫二がホクホクの甘い香りの漂う宙域を見上げながら、キレのあるツッコミを叩き込む!



四、生炎要塞の「ホクホク完食」と第十六の星の消滅


「仕上げのバターとお塩のお祓い(フィニッシュ)なのです!ぷりんっ型戦艦&破魔矢型さばっ型戦闘機隊、一斉照射なのです!」


ホクホクに焼き上がった要塞『パイロ・フォレスト』に向けて、咲姫が《プリン・オブ・プリンセス》の主砲『圧縮プリン・ビーム砲《Royal》』を発射!


ドガガガガガガガガァンッ!!!!


蜜が溢れ出た焼き芋の中で核を撃ち抜かれた要塞『パイロ・フォレスト』は、甘い香りを撒き散らしながら大爆発!第十六艦隊とともに美味しく完食・お祓いされた!


『おのれぇぇぇ!我が木と火の相生が、焼き芋の薪と熱源にされるとはぁぁぁぁ!!』

将軍ドライアド&フレイムの絶叫が甘い香りのの中に消え去り、第十六星域はお祓い・制覇された。


チリンチリーン♪


《Saki-Economy》モジュールが作動。


「収益:56,000,000,000NkQ獲得ですわ♪ブランド焼き芋の出荷益もドカンと入ってきましたの♪」


超ミニ丈巫女服のアリシアが、金色のそろばんをパチリと弾いて微笑んだ。


「ふぅ、ねっとり甘くて最高のおやつだったのです♪大勝利なのです!」


咲姫がフンスと胸を張り、金の鈴をシャンと鳴らす。


「はわわ~っ!ホクホクの焼き芋とお酒が合いすぎるよぅ~!カンパーイ!ぴょん!」


巫女服のうさちぁんが酒樽からお酒をぐびぐび煽り、ゲラゲラと笑っている。


「……はぁ……はぁ……」

烏帽子を直しながら、焼き芋の甘い香気の中でぐったりとへたり込む神主姿の猫二。


「相生兵装を焼き芋の炭火にするなんて……もう物理学も林業もめちゃくちゃだ……だがまあ、火傷しなくなっただけマシか……」


「報告」アリスが淡々と言う。

「第十六星域突破。第十七星域への跳躍準備完了」


「よし!この勢いのまま、次の怪しいお星さまもお祓いして撃破するのです!」


「おーっ!!」

ToL宇宙艦隊は、焼き芋の甘く香ばしい香りを宇宙に残して、第十七の要塞星域へと跳躍していった。

帝国本星まで、あと七個の星域――!

木と何を混ぜたら面白いかな?と考えまして、

一つ前が相反する属性だったので、木と火で相乗効果ぶーすとっを、狙いました。

時期的にも…焼き芋美味しくなりますし?


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