Nutral.38 来訪なのです!――クラゲ人とカモメ人、海底タワマンへ
海中15NkQチューブ。外の海が、いつもよりざわついていた。
猫二
「にゃ……。なんか……光ってるにゃ……?」
新平
「魚人じゃない……クラゲ……?いや、形が……人型……?」
チューブの外を、半透明の影がふわりと漂っていた。
クラゲ人、来訪
チューブの入口が開くと、“とろり”とした水流とともに、半透明の人物が滑り込んできた。
クラゲ人
「……ここ……甘い音……する……」
新平
「甘い音……?」
クラゲ人
「……ぷるん……と……高い……音……深海ゼリー……混ざってる……」
咲姫
「にゃうにゃ!甘味の音が聞こえるのですか!」
クラゲ人
「……聞こえる……甘味……電気……似てる……」
雷電
「どすこい。電気と甘味が似ているとは……」
餡子熊王
「……甘味の波形を感じている……?」
クラゲ人は、咲姫を見ると一瞬だけ発光した。
クラゲ人
「……動く……光……止まらない……“上位”……」
新平
「魚人と同じ反応だ……!」
クラゲ人
「……違う……魚人は“動き”クラゲは“電気”あなたは……“概念”」
咲姫
「にゃうにゃ?」
カモメ人、客として登場
その直後、チューブの上部から影が降りてきた。
カモメ人(女)
「すみませーん!ここって海の中の旅館ですよねー?」
カモメ人(男)
「すごい!本当に海底だ!魚人もいるし、クラゲ人もいる!」
新平
「カモメ人……!?空から来たんですか?」
カモメ人(女)
「はい!空から見えたので、“なんか面白そうだなー”って!」
咲姫
「にゃうにゃ!ようこそなのです!」
カモメ人(男)
「深海ゼリー温泉って入れます?」
リュオ
「深海圧に弱いはず……」
シェル
「だが……興味は強い……」
カモメ人(女)
「大丈夫です!のんびりしてるので!」
新平
「のんびりで深海に入れるの……?」
クラゲ人×深海ゼリー温泉
クラゲ人が、深海ゼリー温泉に手を入れた。
クラゲ人
「……とろ……深い……電気……流れる……」
咲姫
「にゃうにゃ!相性が良いのです!」
クラゲ人
「……深海呼吸……電気と混ざる……“静電ぷるぷる”……」
新平
「静電ぷるぷる……?」
クラゲ人
「……落ち着く……乾かない……良い……湯……」
猫二
「にゃ……。クラゲ人は乾燥が弱点にゃ……深海ゼリーは湿度が高いにゃ……」
雷電
「どすこい。理にかなっておる」
カモメ人×甘味の音
カモメ人(男)が耳を澄ませた。
カモメ人(男)
「なんか……聞こえる……波みたいな……でも甘い……?」
餡子熊王
「……甘味の音が聞こえている……」
カモメ人(女)
「プリンの音って、“ぷるん……”って波みたいなんですね!」
新平
「聞こえるんだ……」
カモメ人(男)
「空の上でも聞こえるかな……?」
咲姫
「にゃうにゃ!聞こえるようにするのです!」
新平
「また何か作る気だ……!」
新キャラ、正式加入(?)
咲姫
「にゃうにゃ!クラゲ人は“湿度管理担当”なのです!」
クラゲ人
「……湿度……守る……乾かない……大事……」
咲姫
「カモメ人は“宣伝担当”なのです!」
カモメ人(女)
「空から宣伝しますね!」
カモメ人(男)
「旅館の上でぐるぐる回ります!」
新平
「それ……逆に怪しくない……?」
猫二
「にゃ……。でも、面白いにゃ……」
雷電
「どすこい。新たな風でござる」
餡子熊王
「……甘味の音が賑やかになる」
咲姫
「にゃうにゃ!旅館はもっと面白くなるのです!」
普通のファンタジーだと、タコ・イカ・カニなので、ここはあえてクラゲにしました。んで、カモメ。
なんか僕のイメージでは、ふわふわしてる感じ。
5/9の更新はここまでですが、この本編は3時間更新で昼まで続きます。
無理はせずに、しっかりと寝てから明日、またお立ち寄りください。




