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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: 島田一平(ねこちぁん)
爵位深化変

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1559/1578

Nutral.25 泉質なのです!――概念変体の湯と、五種の甘味温泉

逆転タワマン旅館の建設が完了し、残るは“温泉そのもの”の仕上げだった。


海底2.2NkQ階――甘味地熱炉の真上にある大浴場は、すでに湯気が立ちこめている。


だが、その湯はまだ“ただの温泉”だった。


咲姫は湯面を覗き込み、首を傾げる。


咲姫

「にゃうにゃ……。これでは普通の温泉なのです。美肌とかリウマチとか、そんなのではつまらないのです!」


新平

「普通の温泉効果を“つまらない”と言い切るの、この世界で咲姫様だけですよ……!」


猫二

「にゃあ(=嫌な予感しかしないにゃ……)」


咲姫は、懐から小瓶を取り出した。


中には――にんじんっ(超激辛)+飲料ミルクプリンを混ぜ合わせた、謎の液体。


新平

「それは……何ですか……?」


咲姫

「にゃうにゃ!これは“概念触媒”なのです!この液体を温泉に入れると――化学反応ではなく“概念反応”が起こるのです!」


新平

「概念反応って何ですか!?物理法則の外側に行ってませんか!?」


雷電と餡子熊王は、またしても静かに頷いていた。



咲姫、概念触媒を温泉に投入する


咲姫は小瓶を開け、とぷり、と温泉に注ぎ込んだ。


すると――ぼふっ!!


温泉全体が琥珀色に輝き、湯気がぷるぷると震え始めた。


新平

「うわあああ!?温泉が……変形してる!!」


猫二

「にゃあああ!!(=湯気がプリン色にゃ!!)」


雷電

「どすこい……。これは“概念変体”でござるな」


餡子熊王

「……甘味と熱が融合し、新たな存在へと昇華している」



概念変体の結果:五種の甘味温泉が誕生


温泉は五つの泉質に分岐し、それぞれが独自の“概念”を帯び始めた。


①温泉にんじんっ

色:オレンジ

効果:飲むとテンションが上がりすぎて危険


☆うさちぁん専用

湯気が辛い


うさちぁん

「わーい!温泉にんじんっだー!これでお酒がもっと美味しくなるよー!」


新平

「飲む温泉じゃないですよね!?ね!?」


②温泉プリン

色:琥珀

効果:入ると肌がぷるぷるになる

湯面が低反発

たまにカラメルの香りがする


咲姫

「にゃうにゃ!これぞ“ぷるぷるの源泉”なのです!」


猫二

「にゃ……(=風呂なのに食べ物の匂いがするにゃ……)」


③温泉酒

色:透明

効果:湯気を吸うだけで酔う

うさちぁんが危険なほど喜ぶ

入浴後は足がふらふらになる


うさちぁん

「最高ー!!」


新平

「温泉で酔うってどういうことですか!!」


④温泉餡子

色:こし餡色

効果:精神安定・和の心

餡子熊王の“餡子蒸し”が可能

体がほんのり甘く香る


餡子熊王

「……これぞ和の湯だ」


⑤温泉卵

色:白濁

効果:入ると“とろとろの眠気”が襲う

卵ではないが、卵のように柔らかい湯

旅館の朝食に最適


新平

「温泉卵って……湯の名前なんですか!?卵を茹でるんじゃなくて!?」


咲姫

「にゃうにゃ!この湯で茹でると“概念卵”ができるのです!」


猫二

「にゃあ……(=概念卵って何にゃ……)」



五種の甘味温泉、正式稼働


咲姫は五つの湯を見渡し、満足げに頷いた。


咲姫

「にゃうにゃ!これで旅館の泉質は完璧なのです!普通の温泉では味わえない、“概念変体の湯”なのですよ!」


雷電

「礼儀正しき湯でござる」


餡子熊王

「……甘味の湯は、心を整える」


新平

「(もうこの街、温泉の概念すら超えてる……)」


猫二

「にゃ……。でも、ちょっと入ってみたいにゃ……」


こうして、世界初の“概念温泉”を備えた逆転タワマン旅館が完成した。


次回――どうなる!?

普通の温泉じゃ面白くないので、普通じゃない概念泉質にしてみました。


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