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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: モカルドルラテ(ねこちぁん)
閑話~GW用普通の章~【酒フィンクス】

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1553/1621

PufNsh07.定義の再構築、なのです

ホワイトホールの激流に押し出され、二人は見慣れた天井の下へと転がり落ちた。

そこは、"PufNsh01"で二人が姿を消した、咲姫の部屋だった。


「……帰ってきた、のです?」


咲姫が自分の手を見つめる。

B宇宙でぷりんのように揺らいでいた輪郭が、A宇宙の安定した物理法則に触れて、カチリと音を立てるように固定されていく。

光は直進し、闇はただの影として足元に留まっている。


「ふえぇ……目が回るよぉ。咲姫ちゃん、あたしの耳、ちゃんと二本ある? 概念になってない?」


「大丈夫なのです。ちゃんと、うさちぁんなのです」


咲姫が安心させるように微笑むが、ふと部屋の隅を見て息を呑んだ。

そこには、うさちぁんがB宇宙から「無茶」で持ち込んでしまった、逆定義の残滓が漂っていたのだ。


咲姫の部屋に置かれたティーカップの中で、紅茶が凍りつきながら熱い湯気を上げている。

A宇宙の定義と、B宇宙の逆定義が混ざり合い、局所的な「バグ」が発生していた。


「うさちぁん、これ……大変なのです。私たちのせいで、世界の輪郭が少しだけ『逆さま』になっているのです」


「えぇー! でも、あたしの手元にはちゃんと『にんじんっ』があるよぉ!」


うさちぁんが誇らしげに掲げたのは、B宇宙の「逆因果」で実った、食べても食べても減らない不思議なにんじんっだった。

彼女の強烈な欲望は、宇宙の壁さえ越えて、その「創造の理由」を現実のものにしてしまったのだ。


「……なのです。このままじゃ、世界がうさちぁんの食欲に飲み込まれてしまうのです」


咲姫は再び指先を動かす。

今度は世界を壊すためではなく、持ち帰ってしまった「余白の揺れ」を、正しく物語の中に閉じ込めるために。

"不思議の世界のうさちぁん"

みたいな名前が脳裏に浮かびました。

それに加えて、月末まであと1週間ない!→この章が生まれました。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

この次は、Interlude.となり、本日の更新はそこまでとなります。

明日からは、本編の方に戻っていきます。


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