表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: 島田一平(ねこちぁん)
咲姫の肉球学園生活"中等部"編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1366/1524

瞳31:豊穣の回廊――フルーツゴーレムと、2.2ミクロンの収穫祭なのです!

甘い香りの包囲網――誘惑の巨人たち


黒ずんだ銀ゴーレムを「銀食器」として回収した広場に、今度は戦い疲れた様子ではなく、なんだか「お腹を空かせた」男子部生たちがフラフラと戻ってきました。


「咲姫さん、あそこは天国か地獄か分からない……!地下三階の最後の大部屋に、美味しそうな香りを漂わせた『フルーツゴーレム』たちが軍団で現れたんだ。攻撃しようとすると甘い果汁が飛び散って、みんな戦う気が失せて食欲に負けそうなんだ!」


出現したのは、巨大な果実が組み合わさってできた色鮮やかなゴーレムたち。

ぶどう、もも、バナナ、みかん、さくらんぼ、りんご。

それぞれが熟した果実の魔力を宿し、攻撃を受けるたびに「完熟の香り」を放って冒険者たちの戦意を削ぐ、まさに「食欲の暴力」を体現した軍勢でした。



咲姫の解析――「素材」として収穫するのです!


「……食べ物を粗末にするのは、生活の質が下がる原因なのです。暴れているなら、一番美味しい状態で『収穫』してあげればいいのです!」


咲姫はお玉を構え、難しい理屈の代わりに、最高のデザートを作るための知恵をスライムたちに伝えます。


「いいですか?ぶどうは一粒ずつ、バナナは皮を剥いて、さくらんぼは軸を残して……。それぞれの果実が一番喜ぶNkQ(余白)を見つけて、丁寧に解体してあげるのです!」



2.2ミクロンのフルーティー・テイム――虹色の盛り合わせなのです!


「デカプリン、あなたの出番なのです!その大きな体で、フルーツゴーレムたちを優しく包み込むのです。潰さないように、2.2ミクロンの柔らかさで抱きしめてあげるのです!」


咲姫の合図で、デカプリンが巨大化し、果実の巨人たちを次々と「虹色のゼリー」の中に閉じ込めていきました。


「……プリン(黄)バナナとみかんの皮を優しく剥くための『静電気』を送るのです!スイカ(青)りんごとぶどうをキンキンに冷やして、甘みを凝縮させるのです!」


虹色の中で、スライムたちがテキパキと「調理」を進めます。

ももの産毛をメロンの風で飛ばし、さくらんぼの種をプリンの振動で抜き取る。

戦場はいつの間にか、巨大な「フルーツポンチ」のボウルへと変わっていました。



更地のデザートと、ビタミン補給


「ギニャー!咲姫、これはもうモンスター退治じゃなくて、ただの大量調理だにゃ。いい匂いがしてたまらないにゃ!」


「猫二おじさん、失礼なのです。これは地下三階の魔力が詰まった、最高の『美容素材』でもあるのですよ!」


咲姫は、デカプリンの中で完璧にカットされたフルーツたちを想い、満足げに微笑みました。


「このフルーツがあれば、学園の朝食に2.2倍のビタミンを添えられるのです。余った分はイチゴ(赤)で煮詰めて、長期保存できる『宝石ジャム』にするのです!」


冒険者たちを惑わせた甘い軍勢は、咲姫の「収穫の知恵」によって、学園のみんなを健康にし、更地の生活をキラキラと彩る「至福のデザート」へと生まれ変わったのでした。

咲姫、フルーツポンチを思いつく!?残る材料は炭酸

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ