表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: モカルドルラテ(ねこちぁん)
咲姫の肉球学園生活"中等部"編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1355/1612

瞳21:地下二階の主――巨大プリンスライムと、焦がしの魔術なのです!

甘美な殺意――カラメルとカスタードの海


男子部生の案内で、地下二階の最奥、重厚な石門をくぐった咲姫。そこに広がっていたのは、ダンジョンの殺風景な光景ではなく、甘く、濃厚で、どこか懐かしい「匂いの充満」した巨大な空洞でした。


「……こ、これは、22NkQの濃厚カスタードの匂いなのです!でも、奥からは焦げたカラメルの、少しほろ苦い魔力を感じるのです!」


咲姫の瞳が捉えたのは、部屋の中央に鎮座する、直径2.2メートルはあろうかという巨大な半透明の塊。それは、ゆっくりと脈動しながら、カスタードイエローから琥珀色へと、その「いろ」を絶えず変化させていました。



七変化の属性――「焦がし」のアルゴリズム


「……バチバチッ!!」巨大スライムが咲姫たちを感知した瞬間、その体色が「イチゴ」から「プリン」そして「チョコ」へと目まぐるしく変化しました。


イチゴモード:表面温度を急上昇させ、イチゴジャムのような熱風を放つ。黄(雷)モード:バチバチと電撃を纏い、カスタードの甘い匂いで油断を誘う。黒(闇)モード:すべてを飲み込むチョコの粘液を撒き散らし、視界を奪う。


「……属性だけじゃないのです!味が、味が常に変化しているのです!これは、アリス先生の『化学反応式』でも追いつけないほどの、複雑なフレーバー・チェンジなのです!」



咲姫のテイム・スライムたちの共鳴


「ペチャッ!ペチャッ!」咲姫の手元にいた四色のスライムたちが、巨大スライムの魔力に共鳴するように、激しく体を震わせ始めます。「……プリン、みんな!あなたたちは、このぬしを、私たちの『生活』に迎え入れたいのですか?それとも、この主の『寂しさ』を感じているのですか?」巨大プリンスライムは、誰の手にも触れられず、ただ地下の奥底で、その濃厚な味を「焦がし」続けていた。咲姫の瞳には、それがかつて教祖として崇められながらも、誰とも本当の「味」を分かち合えなかった自分自身の姿と重なって見えました。



解析と対話の「公式」――2.2Hzの鼓動なのです!


「……食べるなら、私が調理して、最高の『焦がし加減』で完成させてあげるのです!暴力ではなく、味の共鳴で、あなたをテイムしてみせるのです!」


泥だらけの「トレーナー風ブラウス」を翻し、咲姫はお玉を構えました。男子部生たちが剣を抜こうとするのを手で制し、彼女は巨大スライムの「属性変化の周期リズム」を、2.2Hzの鼓動で読み解き始めます。


「……赤が2.2秒、黄色が0.22秒、そして黒が22マイクロ秒!この周期に合わせて、私の『生活のいろ』を打ち込むのです!」


生活の規律を知る女子部生と、地下の深淵で焦がされ続けた巨大プリンスライム。味と魔力が交錯する、前代未聞の「テイム・バトル」が、ここから始まるのでした。



属性モード いろ フレーバー 攻撃の特徴

カスタード 黄 濃厚なプリン 雷魔法による麻痺、精神的誘惑

カラメル(甘) 琥珀 甘いカラメル 粘液による拘束、甘い匂いでの油断

カラメル(焦) 黒 ほろ苦いチョコ 闇魔法による視界奪取、精神的圧迫

ベリー 赤 イチゴジャム 火魔法による熱波、結界の溶解

焦がしカラメルプリン登場。

咲姫はテイム出来るか!?大好物ですけどね~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ