表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推定代理人吉野雪子 断食道場破り満腹コース  作者: さわみずのあん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/4

大安売りデセール

「わし、儂は、どうなるのでしょうか? 探偵さん」

「満福さん。私の話聞いてました? 私は探偵じゃないって、言ったじゃないですか」

「警察でも、なんでも、」

「だーかーらー。私は、探偵なんかじゃないって言っているでしょ。断食道場破りに来たんですっ。燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや。分かりませんか? あなたのところの看板をいただきたいんですっ」

「看板?」

「宗教法人という看板です。うちの看板で商売すると、ピーチークパーチーク、ピーポーパーポー、うるさくて。ねえー、満福さん」

「あんたら。同業者か?」

「同じ業物。鎬を削り合っちゃー、無事ではすみませんでしょう。な、か、よ、く。いたしましょう。あなたのシノギとデブガイは、手前ども、葦原家がいただきます。私たちの家族は空腹で、人を食ってきゃならないのです。心配をなさらずとも、お父様は、太っ腹です。豪胆不適。あなたには、引き続き、お仕事、頑張ってもらいます。引っ張りに、ちぎれないで、くださいね。殺生せずに、生殺し。殺さず死ぬまで搾り取り。流石に詐欺師の基本は、できていますでしょ?」

 私は、わざとらしく左目を瞑り、右目の前で、右手の人差し指と親指で輪をつくり、満福の顔を覗き込む。

 右手で輪をつくったまま、エトワールのように、上に(アンオー)横に(アラセゴン)下に(アンバー)胸の前に(アンナバン)、腕を大きく内転させる。

「さあさ、お足で稼ぐ、お立ちなさい。自転車操業、火の車。チャリンチャリンと、なーんちゃって」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ