源氏名について
どうもこんちわッス、Ru.Blue No.7のテルヤです。今日店長が同業のお店でお祝いをしてるので今日1日だけ僕が店長を任されてます。
1日警察署長みたいな感じというか、やってる事は同じなんすけどいつもと違う目線で見てるっていうか、不思議な気持ちになるっすね。
レンヤ君は入った頃心配だったんですけど、固定のお客様が数人いて今は安定してて嬉しいッスね。レンヤ君は一見弱そうに見えるんですけど、実は柔道黒帯持ちの実力派ホストなんすよね。
この前なんて、お店に入ってきたガラの悪いお客様に威圧だけで帰らせたくらいですからね。能ある鷹は爪を隠すってこういう事なんすね。
レンヤ「テルヤさんお疲れ様です。」
お疲れ様さん、ここには慣れた?
レンヤ「皆さん良くしてくれてるので…」
なら良かったよ、万が一なんかあったらって…自分で解決できるか。そういえばレンヤはなんで蓮也にしたの?
レンヤ「本名と似ているからですかね。」
うちのRu.Blueってみんな最後に「也」が付くんだけど、例外としてナリさんは「也」でナリって一文字で読むんだよね。だから作ろうと思えばいくらでも作れるけど…
レンヤ「先輩達はどんな理由で選んだんですか?」
僕はレンヤと同じで名前から取ってる感じだけど、ユイヤとかは完全に可愛い1択なんだよね。ユイヤがRu.Blueに入る時に店長と2人で可愛い名前を考えてああいう源氏名になったらしい。
センヤは数学が好きだったから店長が思いつきで、兆也・億也・千也・十也って出していって最終的にセンヤに落ち着いたらしい。
ユイヤに関してはどうだったっけ…祐衣也と唯也で迷っててその場のノリで決めてたような気がする。
サクヤさんはナリさんが元々運営してたホストクラブからその源氏名だったから分からないんだよね。
ランヤ「もぅ…男子、2人で話してないでアタシと飲もうよ〜」
レンヤ「え…筋肉ムキムキで…ちょい顎髭のバニーガール姿のおじさん…」
ランヤ「おじさんじゃないわよ…お姉さん!テルちゃんったら新人君のしつけできてないんじゃないの?」
驚くのも無理はないし、警察に通報しなくても大丈夫。ランヤさんはうちのNo.10で唯一のカクテルマスターなんだよ。軍人上がりだから体力と筋力はこのホストで1番。
ランヤ「軍人って昔の事よ、ちょっとヤンチャしてただけよ〜」
ランヤさんは男でも女でもない、「オカマ」っていう種族で姫からは姉貴って呼ばれているけど、殿方からは避けられているらしい。
妙にスキンシップなとこが仇で男好きってよりか、その反応を見て楽しむ感じなんだよね。因みに僕や店長、センヤと勿論レンヤ君もランヤさんの対象に入ってるから気をつけてね。
レンヤ「ひっ…(怯える)」
ランヤ「怯えてる表情が可愛らしいじゃない、誰もいないとこに連れて行って食べちゃおうかしら。」
そこまでにしてくださいよ、レンヤ君は唯一汚れが無い純度100%の男の子なんですから、変な事を吹き込まないで下さい。
ランヤ「お客様の前では可愛いのにアタシに対してはツンツンなとこもいいわね!」
決して悪い人じゃないしなんならうちのボディガードも兼任してるからなんだかんだ頼りになるんだよ。店長もいいけどランヤさんと仲良くしておくのもこのホストで生きる為の術かもしれないね。
店長「悪い!遅くなってしもうた。」
ランヤ「おかえりなさい貴方。」
店長「ランヤさん居るんだったら連絡してくれよぉ…」
レンヤ「店長顔赤いですね、水持ってきます」
店長はこう見えて酒弱いし、好みが結構あるからね。リキュールとか不味すぎて飲めんなんて言ってたくらいだし、かといってウイスキーはショットじゃなくて瓶丸ごと飲めるし…極端な人だよね。
店長「あぁ…そうそう、明日近くのホスト店Honey Princeのホストがうちに来るから」
ランヤ「店長ったらそういう事早く言ってよね、いい男探すのも苦労するんだから!」
センヤ「でもHoney Princeって犬猿の仲じゃなかったですか」
店長「まぁ、明日ね…」
今やっている事でも大変かもしれないけど、これから沢山のことを学んだり経験してその名に恥じないホストになることを願ってるよ!
レンヤ「はい!」
それと…もっと指名取れるように頑張るのはいいけど変な思考にならないでね。この業界いろんな性癖持った人達多いから、レンヤ君は今のレンヤ君のまま育ってほしい。
それまでは僕が面倒係するからこれからもよろしくっすね。
No.10ホスト:ランヤ(蘭也) 190cm/86kg
ホワイトブロンドのポニテ
乙女の秘密歳 オネエさん