太客について
どうもこんばんは、店長のフミヤです。今日はRu.Blueの周年祭ということでめっちゃ忙しいです。一応特別メニューがあって…
テルヤ「石油王来ました!!」
うちの店では沢山お金を出してくれるお客様は特別な呼び方がありまして…
石油王>御曹司>富豪>大尽>太客>細客
となっている。一番上の石油王に関しては1回の支払いで数千万又は億単位を出してくる何処からお金が出てくるのかわからないような天上人達。
うちの店では分かりやすくカード制にしており、支払った額によってカードの色が変わります。太客になれば最初の1杯は無料でサービスしております。
石油王のお客様は西園寺玲さんという方で、西園寺財団の代表取締役でうちの売上の40%を占める大切なお客様であるが、問題なのは…
玲「No.5から下は要らないNo.1連れてきなさい!」
かなりの面食いである。最近西園寺財団の代表になった方で歳は20前半くらいだろうか。まぁ、反論でもしてしまったらこの街いや、国に住めなくなるかもしれないから下手に手出しができない。
でも今回は彼女が来てくれているから安心だ。彼女はRu.Blueの唯一のNo.入りしている男装ホストで西園寺玲さんが神として讃えるホストがいる。
サクヤ「また来たのかいお嬢ちゃん」
玲「サクヤ様の為だったらこの命果てようとも御身に貢ぎます。」
サクヤ「上の口だけは達者よねぇ…」
玲「キュン…」
サクヤはうちのNo.2で先程も言ったけど男装女子である。他のホストはサク姉と呼ぶ。何歳かセンヤが聞いた際にぶっ叩かれたのは言わないほうがいいだろうか。
本人は永遠の20歳と言っているが本当なのだろうか。そう感じさせる美貌があるのがまた羨ましいところだ。
サクヤ「姫から一撃1億入りました!」
ユイヤ「はいせーの」
今日は…姫の…おかげで…僕らは幸せです!
明日も…生きて…いけるのは…
姫が…僕らを…救う…救世主!
みたいなコールをします。考えたのはナリさんであって僕は一切関係ありません。一切の責任を問わないので、責任はナリさんにあります。
やっぱりサクヤさんなんだよな。この店に利益をもたらす青い鳥いやラーの〇神竜の様な神々しさ…
センヤ「えっ…キン〇マの方ですか?」
レンヤ「そっちじゃないと思いますよ」
センヤに一理あるな。キン〇マの方が輝いてるかもしれない。
玲「ホスカしてほしいな(●´ω`●)」
サクヤ「誰を指名しましょうか?」
玲「ユイヤと…店長かなぁ。」
シチュエーションは店長が無口でテキパキ仕事できる系の先輩で〜ユイヤが仕事で分からない所を教えてほしいけど素直に聞けなくてからまわる後輩かなぁ。
サクヤ「ではやってもらいましょう!」
テルヤ「3・2・1…」
先輩…
先輩(店長)「…」
先輩!
先輩(店長)「…」
ここなんですけど…
先輩(店長)「分からないのか?」
僕に限ってそんな事ないし、別に分からないから聞いてるんじゃないし…(焦り)
先輩(店長)「そう…(仕事に戻る)」
あっ…(先輩の袖を掴む)
先輩(店長)「どうした?」
ちがっ…(袖を離す)
先輩(店長)「そこはこうやって…(ユイヤを覆包み込む)」
うぅ…(内心ドキドキする)
先輩(店長)「顔赤いぞ(硬い大きな手でデコを触る)」
…バカ…(๑•﹏•)
玲「尊い…(鼻血を出しながら倒れる)」
サクヤ「やってんねぇ」
こういうのも仕事の一環だからしょうがないんだ。まったくどこぞのBL本読んできたんだか、こんな僕に惚れるような奴がいるわけないだろう。
サクヤ「少なくともユイヤは惚れてたぞ」
んなここないだろう、確かにユイヤは殿にも姫にもモテるけど恋愛感情があるとは思えないんだよな。自分可愛い自分甘え系だし。
センヤ「ユイヤ…良かったか(意味深)」
ユイヤ「すっごくいい気分だった…」
センヤ「姫がいる前だからやらなかったけど後で抹殺する」
ユイヤ「No.5以上になってから文句言おうね!」
センヤ「(ノ`Д´)ノ彡┻━┻」
閉店後
みんなお疲れ様でした、見事6周年を迎えることが出来たけどどうだった?ここに入ってから何か変わったか?
レンヤ「人と話せるようになりました」
センヤ「好きな人ができました!」
ユイヤ「沢山課金ができた…」
よしっ…掃除タイム開始!!
終わった人から順に今月の給料を持って帰りなさい。
No.2ホスト:サクヤ(咲也) 180cm/内緒kg
真紅ショートボブ 女性
永遠の20歳