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対峙する
ネベラとルーチェが光の球となる。
そして、ネベラはオレの元へ、ルーチェはルナの元へ移動し、それぞれ――ネベラは太刀へ金に輝く太い刃の反った太刀に、ルーチェは悪魔が持つよう禍々しい漆黒の大釜へと姿を変えた。
オレとルナはそれぞれ手にして構える。
「なるほど、そうなるのか・・・。フィーそっちは頼んだ、適当に遊んでやれ。殺すなよ」
迷子の勇者は右足が悪いのか少し足を引きずりながらオレに向かって前へと出る。
さっき森で引きずるような音はそれっだのか・・・。
「そーいう中途半端なのが一番たいへんなんだけどなぁ」
金髪のフィーと呼ばれた幼女が、後ろ腰から柄が金色で刃はサファイヤのような青い宝石でできた、幼女には少しでかいナイフを取り出しルナの前へと出る。
「ルナ」
「ええ」
お互いにオレ達もそっちは頼んだと、合図を送り、オレ達も前へ出る。
「言っておくが、先に抜いたのはお前たちだ」
迷子の勇者は言った。
「それはそっちだろう?ギルドの人間を殺したんだから」
「そうか・・・それは悪いことをしたなっ!」
――っなっ!?




