そいつらが幼女(ラガッツァ)か
そこから導き出される答えは・・・。
「この世界の人間じゃない・・・」
一つの答えをオレは口にする。
金髪の幼女が左右の腰にしているそれが、裏付けている。
この世界に拳銃などない。そこまで化学は発達していない。
魔法がある手前と、魔王に支配されていた手前、そこまで文明は発達していないのだ。
だから、ありえない。銃を、それもピストルをつくる技術なんてない。
「正解だ。それが分かるということはお前が勇者か?」
迷子の勇者がオレに聞いた。
「あ、ああ」
「なら、その子らが噂に聞く幼女」
三人を見て言った。
「なんじゃこいつ。この世界の人間じゃないとは。我が主どの知り合いか?」
見られたネベラに言う。
「そんな訳ないだろ」
「そうだな。お前と俺は知り合いじゃあない。勇者がいると聞いて期待したが、なるほど――そういう世界か・・・」
「マスター」
なにか言いかけた青年だが、金髪の幼女にソレを止められ、
「分かったよ。――帰りな勇者。他の人間は全員殺した。帰ってエリザベートとエリーゼにここは外れだったと伝えろ」
そう言った。
全員殺したって・・・。
じゃあ、誰も待ち合わせに来なかったのは・・・。
「タクミ!」
叫ぶルナ。
分かってる。
「大丈夫?」
ルーチェが不安がる。
大丈夫だよ。
「あんたたち、盗賊の仲間か?」
「さあ」
迷子の勇者は肩をすくめ笑って見せた。
「フォーメンションB!」
オレは真夜中の森に響く大きさで叫んだ。




