違和感
この二人。
もしかして・・・。
「なにこの人たち・・・」
オレが、問う前にルーチェが怖がるような顔をして、目の前の二人を見て言う。
どうしたんだ?ルーチェ。
オレ達は、オレの後ろに隠れるルーチェを見る。
「この人たち、へん・・・」
言われ、オレは対峙するように立つ青年と幼女の方を見る。
青年がルーチェの言葉に面白いと言わんばかりの小さく笑みをうかべる。
「変か・・・。ひどいな、俺はただの迷子の勇者なのに。あの子は魔力流れか何かがみえるようだな」
迷子の勇者と名乗った青年は隣の長い金髪の少女へと吐くように呟いた。
やっぱり、この人。
「あんたら、エリザベートって人とエリーゼを知っているか?」
ただならない雰囲気を感じ取り、ルナとネベラが戦闘態勢に入っているのを見つつ、オレは二人に聞く。
すると、二人は驚いた顔をして。
「ああ。しってるよ」
「やっぱり二人とも近辺に落ちてたんだね」
二人は頷いて言う。
「二人が探していた」
「だろうな」
迷子の勇者がオレの答えに冷たく言い捨てる。
「この近くの街にあるギルドで二人は待ってる」
「そうか」
なおもオレの話を迷子の勇者は興味なさそうに冷たく言い捨てる。
それに、ぞくりと違和感と共に背筋へと悪感が忍び寄る。
この二人はやばい。そう何かがオレに告げていた。
それに、魔力を目視で見ることができるルーチェがへんと言ったのも気になる。
何よりもだ――二人の恰好はギルドであったエリザベートやエリーゼ以上に異常だ。この世界では見かけない。というよりもこの世界にあっていない。
二人とも、異国の服のようにここでは見ることはできない恰好をしている。




