第1章 死と再会
初心者なので、多々変な所があるかもしれません…!!
頭に浮かんだ物語を文にしてみました。
語彙力、想像力が足らずちょっとやり取りが変になってるかもしれません…
徐々におかしくなっていく結衣をこれから書いていきます。
白い天井は、もう見慣れていた。
機械の音。薬品の匂い。窓の外に見える、夜の街灯。
全部が、俺の終わりを待っているみたいだった。
……また、来れなかったな。
枕元のスマホには、一枚の写真が表示されたままになっている。
水族館で撮った、結衣の写真。
笑っているのに、なぜか泣きそうな顔をしている。
最後くらい……ちゃんと会いたかった。
指先が動かない。
呼吸の仕方も、少しずつ分からなくなっていく。
……結衣。
声にならなかった。
それでも、願うことだけはできた。
もし……もう一回だけ。
あの頃に戻れたら――
ピーーーーーーー
第1章
死と再会
ざわざわとした声が聞こえる。
誰かが笑っている。誰かが写真を撮っている。
誰かが、これから始まる新しい生活に胸を弾ませている。
……うるさい。
そう思った瞬間、俺は目を開けた。
……は?
そこは病室じゃなかった。
大学の講堂。入学式。
記憶の底に沈んでいた、あの日の景色。
なんで……俺……。
手を見る。細い。
点滴の跡も、痩せた骨ばった感触もない。
俺は、二十一歳で死んだはずだった。
戻ってる……?
そんなはず、ないのに。
胸の奥が強く鳴った。嬉しさじゃない。恐怖に近い。
だって、戻ったということは――
また……始まるのか。
立ち上がろうとした瞬間、視界がぐにゃりと歪んだ。
っ……!
足に力が入らない。床が近づいてくる。
その時だった。
「大丈夫!? 顔、真っ白だよ!?」
息が止まった。
その声を、忘れるわけがなかった。
白瀬結衣。
俺が死ぬ前に、もう一度会いたかった人。
俺が、最後まで会えなかった人。
「ねぇ、聞こえてる? 本当に大丈夫?」
「……結衣」
「え?」
「……久しぶり」
「私たち、どこかで会った?」
しまった、と思った時にはもう遅かった。
「私の名前……なんで?」
「ごめん。名札が見えたんだ」
「あ、そっか。びっくりした」
「でも、今の顔……本当に大丈夫じゃなさそうだよ?」
結衣の瞳に、わずかな警戒の色が浮かぶ。
……。
「ちょ、ちょっと? ほんとに救護室行く?」
言葉が出なかった。
出したら、全部壊してしまいそうだった。
「えっと……私は白瀬結衣。同じ新入生、だよね?」
「……佐伯悠真」
「佐伯くん」
その呼び方に、胸が詰まった。
一周目で何度も聞いた声。
なのに今の彼女にとっては、初めて呼ぶ名前。
「無理しないで座って。水、いる?」
「大丈夫」
「大丈夫って言う人ほど、大丈夫じゃないんだよ」
同じだ。
一周目の彼女も、そう言った。
「……前も、そう言ったよね」
結衣が、ほんの少しだけ眉をひそめた。
「ねぇ、佐伯くんってさ」
「……何?」
「なんか、すごく悲しそうな顔するね」
「え?」
「初対面の人に言うことじゃないけど。
誰かを探して、でも見つけたくなかった、みたいな顔」
言葉が出なかった。
胸の奥が、変に苦しかった。
「少し疲れてるだけだよ」
「ほんとに?」
「君に会えて、驚いただけ」
「え、なにそれ。口説いてる?」
「……でも、変なの。嫌じゃないかも」
「……俺にも分からない」
「そっか」
「じゃあ、分かるまで座ってよ。倒れられたら困るし」
入学式が終わる頃には、空は夕方の色に染まっていた。
なぜか結衣は、駅まで一緒に歩くと言い出した。
「だって、途中で倒れそうなんだもん」
「そこまで弱そうに見える?」
「見える」
「即答かよ」
「うん。即答」
その軽いやり取りが、懐かしくて苦しかった。
「佐伯くん、大学で何したい?」
「……考えたことなかった」
「えー、もったいない」
「サークルとか、バイトとか、友達作るとか、恋とか」
「恋?」
「そこだけ拾う?」
「いや、なんとなく」
「私はね、写真撮りたい。
誰かの記憶に残る写真」
「……記憶に残る写真」
「うん。忘れたくない瞬間ってあるじゃん?
そういうの、ちゃんと残したいんだ」
忘れたくない瞬間。
俺は、彼女との時間を忘れたことなんてなかった。
忘れられないまま、死んだ。
「……結衣は、置いていかれるのって怖い?」
「え?」
口にしてから、早すぎたと思った。
「……怖いよ」
「急にどうしたの?」
「いや……なんとなく」
「なんとなくで聞くには、重い質問だね」
でも、怖い。
「誰かと仲良くなるほど、その人がいなくなった時のこと考えちゃう。
だから本当は、最初から深くならない方が楽なのかもって思う時もある」
……。
「あ、ごめん。変な話した」
「変じゃない」
「俺も、置いていくのは怖い」
「置いていく?」
「……なんでもない」
「佐伯くん、なんでもないって言いすぎ」
笑っているのに、結衣の目は少しだけ寂しそうだった。
駅前の横断歩道で、胸の奥が強く痛んだ。
「っ……」
「佐伯くん!?」
視界が白く滲む。
この痛みを、俺は知っている。
病気は、戻っても消えていなかった。
「救急車呼ぶ? ねぇ、返事して!」
「病院には……通ってる」
「やっぱり、何かあるんだ」
「まだ、詳しくは言えない」
「うん。今はそれでいい」
「でも、隠して無理するのはなし。約束」
「……約束する」
部屋に戻って、机の上に薬の袋を置いた。
病院名も、薬の名前も、前と同じ。
あの日々は、まだ終わっていなかった。
……変わってない。
でも、ひとつだけ違う。
一周目でも、同じ日に同じようなメッセージをもらった。
でも、その時の俺は返事をしなかった。
深く関われば、いつか傷つけると分かっていたから。
ありがとう。助かった。
思わず笑ってしまった。
ごめん、心配かけた。
その一文が、胸に刺さった。
スマホを伏せた。
今ならまだ、引き返せる。
――本当に?
ベッドに横になる。
天井を見上げる。
病室の白い天井ではない。
それだけで、まだ生きている気がした。
今度こそ……。
今度こそ、何を変えたいのか。
病気の結末か。
結衣との未来か。
それとも、自分が逃げ続けたことか。
スマホが小さく光る。
……おやすみ、結衣。
――本当に、これでいいのか。
一旦はここら辺で切り上げます!!
この良くわからない文章を少しでも見ていただきありがとうございます
やはり小説を書いている方々は本当に尊敬です…
あのようなクオリティは作れません、本格的に添削してもらいたいまであります…
もし何か意見がある場合は遠慮なく言ってくださいませ、今後の励みにもなります!




