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血の契約  作者: 末弟
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王からの依頼

あれから部屋を涼しくすると言う名の魔力コントロールを2時間ほど維持し続けたマークは、休憩をしようと一息つくと横からそっと茶を目の前に差し出された。


「マオさん?」


あまりにも集中していたせいか?


マオが居たことに気付かないばかりか客人にお茶を入れさせてしまい、マークは立ち上がって頭を下げるが「気にしていない」とマオは返事を返して爆睡しているユキオの隣に座る。


「ユキの帰りが遅いから来たが、お主の邪魔をしたくなったから気配は消させてもらったよ」


自分で入れたお茶を啜りながらそう説明すると、タイミング良くマークの両親である王と妃が護衛1名とこの国の財政を任している大臣を連れて入ってくるとマオは、ユキオを起こしていく。


「待たせてすまなかった!」


開口一番、待たせた事を謝罪する王達だが、寝起きのユキオには届いていなく代わりにマオが返事を返すと、来てくれた事に改めて感謝すると護衛以外の人物は腰をかけて本日、呼んだ事について説明をしようとした。


「雨を降らせばいいんでしょ」


大きなアクビをしながら要件の内容を言ったのは、ようやく目が覚めてきたユキオで軽く手を叩くと、雲一つ無い空に暗雲が立ち込めるとポツリポツリと雨粒が降り始めていった。


あまりのにも一瞬過ぎる出来事にマオ以外のモノは窓から外を見つめたまま固まってしまい、言葉を失ってしまった。


「10日前後に強めの雨風が来るからそんなに降らせる必要は無いと思うから、今回は弱めの雨を二日間だけ降らせるね」


そう言って城に到着する前に予知した事を伝えると王達は、ようやくユキオの方に顔を向けて話を初めていく。


「10日後で間違いないんだね?」


「10日後でさっきも言ったけど今回の雨もそうだけど風も強めだから建物の窓とかを補強した方が良いかな~!?おそらく三日間は収まらないから」


王の問い掛けに詳しく答えるユキオに王は、早速、大臣に10日後の雨風に対して対策をするように伝えると、大臣は足早にその場を後にしていく。


「なに?ユキオって天候も操れるの?」


ただ者ではないとは思ってはいたが、あまりにも予想の斜め上を行く事を朝飯前と言わんばかりにやってのけた事にマークは思考が追いつかずにいた。

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