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血の契約  作者: 末弟
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契約

「契約してくれるの!」


嬉しそうに聞いてくるユキオにラー達も快く承諾してくれた。


「契約したらどんな願いも1つだけ叶えてあげるよ!」


何処かで聞いたことあるような台詞をドヤ顔で決める神龍だが、何を言っているのか分からないユキオは不思議そうに神龍の顔を見ている。


「まぁ、神の言った事は忘れて契約をするぞ」


ラーに催促される形で主従契約の儀式を始めるユキオは、1つの空の杯を用意して魔力を注ぎ込むとラー達も魔力を注いでいく。


すると不思議な事に空の杯が赤い液体で満たされると赤い液体は意思を持っているかの様に動き始め、杯から飛び出すと文字のユキオ達の腕に付着。


付着した液体は文字のようなモノへと変化するとそのまま腕の中に吸い込まれるように消え去った。


これが主従契約の儀式の流れとなっていて、ユキオに従う契約を結んだ事になり、いつでも主の元へ来ることが出来、力を貸す事が出来ることになる。


主従と言っても完全に服従すると言うよりは協力関係を結ぶ形なので、呼び出された者の意思一つで契約を破棄する事も可能だ。


ただ、ユキオはラーやマオ達を部下や服従するものと思っておらず、家族の様に接している。


そんなユキオと過ごしている内にマオや白虎、朱雀は彼の事が好きになり、青龍と玄武にとってもかけがえのない存在となっていて助力を惜しまない。


ユウスケもユキオと同様にガイア達を頼れる兄と思って懐いていて、そんなユウスケをガイア達も弟の様に可愛がっている。


「時間経っちゃったけどもう夜かな?」


「ここの世界は時間の流れが遅いから大丈夫だ!それに、他に気になることや聞きたいことはあるか?」


時間の心配はないと告げるラーは、念のためにもう一度聞いてたが、もうないと告げるユキオは帰る前に腕輪を取り出して今日、契約したラーやサタン達に渡していく。


「ちょっとしたお守りみたいモノかな?見た目は腕輪だけど魔力を流し込めば好きに大きさは変えられるし伸縮性もあるから装飾品として使えるよ!」


そう説明するユキオは首を指差して自分はここに付けているとアピールし、ユウスケ達も指輪やネックレスと言った装飾品の一部として身に付けている。


これに関してはただの装飾品らしく、特別な力はないが神の子が作ったモノなのでラー達はありがたく受け取り早速、身に付けてみる事にした。

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