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神祇 ─じんぎ─  作者: 高石童話本舗
さがしものと
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どうするんです? 2

「これはなに? この、デロッとしたやつ。 オクラ?」


「うん! オクラとツルムラサキを()えてみたんですよ? 体にいいんだって!」


「ほー? おぉ!? めっちゃデロッとしてるなぁー!」


「ねっ? デロデロですよ!」


「なぁ?」


健康に気をつかいつつ、おいしい料理を提供する。


言うのは簡単だけども、実際に行うのはなかなか難しい事柄を、穂葉はこうして実践してくれている。


そんな家族に対する(ねぎら)いの意味をこめて、ちょっとした質問を用立てる。


「そういえば、ソフトクリームな? なに味が食べたい?」


「えっ? 買ってきてくれるんです? いいですよぉ。 自分で行きますよ? コンビニくらい」


「んー……。 でもなぁ?」


「むん?」


こちらの狙いが早急に看破されて、すこし悔しい。


べつに当てつけのつもりは無いけども、ほんの少しだけ、意地悪をしてみたくなった。


「……けど、夜道だよ?」


「ふん? 夜道……、ですねぇ?」


「いまの時期はさ? 日が長いって言っても、もうすぐ真っ暗になるでしょ?」


「うん。 7時半を過ぎると、薄暗くなってきますよね? だんだん」


お箸の先っちょを口に含んだまま、なかば“きょとん?”とする穂葉へと、取って置きのセリフをくれてやる。


「……出るかも知れないよ?」

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