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駄菓子屋から始まる異世界レベリング  作者: 八 五月 / 戯歌 飛龍
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第42話

ヘルワールドに行けるようになって、どのくらいだっただろうか…。


間隔では、一月は経ったような気がするが、よくよく考えると、まだ、一週間と少ししか経っていない。


この一週間、刄達が絡んでくる事は一切なかった。

避けられている?ようで、廊下などで、目が合っても、無視。

いや、絡む以前に視界に入っていないような気さえする。


そして、何より刃がこの数日学校に登校してきていない。それが、関係しているのか分からないが、奴らが絡んで来ないのは紛れもなく事実だった。


「なぁ〜、ミッチ〜」

「な、なに?」

「どうして主人公って、チートなの?しかも、転生者とか、サイキョ〜だし」


「…、どうしてだろうね…」

僕は苦笑いで返す。


「い〜なぁ〜。俺も転生して〜」

そんな事を言いながら机にうつ伏せるように本を読む沼田武典がいた。



一週間前の出来事がきっかけに何かと絡んでくるようになり、次第に会話が増えてきた。

ただ、たまに変な質問が飛んでくる事があるから少し困る。


ヘルワールドでは、団長から貰ったクリスタルをBRW団のギルドの受付に見せたところ、まずは、国の育成所に行き、筋力や体力などを一から鍛えられた。勿論、座学に似たものも多少あった。

助かる事に、現実世界との両立を考えられているのか、大学などである単位で階級が上がるようだった。



階級は色で区切られているようで、訓練生用を含め8段階あるみたいだった。

このギルドでは、そう決まっていた。



ただ、話によるとギルドでそれぞれ違くその階級によっては受けられない依頼もあるみたいだった。


しかし、例外もある。

例外があるとは言えど、あまりお勧めはしないと、丁寧に釘を刺されてしまったけど。



育成所の訓練内容は、ティラの特訓法とは、比べものにならなかった。

基本的に身軽の状態での5キロのランニング、そのあとに筋トレ。勿論、防具などは装備しない状態だった。

それを2週間こなし、その後に、もう2週間、武器の構え方や対人訓練をこなし晴れて卒業らしい。


僕はあと1週間で、卒業出来る。

これからはギルドにくる本格的な依頼が受けられるという期待と不安が心が震える。


いや、でも、育成場での、対人戦では、まだ勝てた事がないのが不安の原因の一つだと思う。

だからこそ、自分が本当に強くなっているかどうか、わからないかった…。



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